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RENOVATION BLOG

  • 【京都リノベ】中古マンションと中古戸建て、どっちを選ぶ?

    メリット・デメリット比較|まずは「どんな暮らしをしたいか」から京都は、同じ街の中でも景色や雰囲気がガラッと変わる場所。観光地から一歩入れば静かな住宅街、さらに進むと商店が並ぶエリア…その移り変わりが魅力です。私自身、北区育ちで高校時代は自転車で四条までよく遊びに行っていました。ただ、東京や大阪で働いていたときは駅近の重要性を痛感。通勤時間が長くなると、それだけで生活の質も変わってしまいます。最近も土地の査定相談で、幹線沿いより一本中に入った方が地価が高いエリアがあることに驚きました。「静かな環境を選びたい」という住む視点が、価格にも表れるんですね。マンションでも戸建てでも、一度購入すれば簡単には手放せません。だからこそ「どこで」「どう暮らすか」をセットで考えてほしいと思います。中古マンションリノベのメリット・デメリットメリット 駅近や便利な立地の選択肢が多い 管理や共用部の修繕を管理組合が対応してくれる 戸建てよりも冬の寒さがやわらぎやすいデメリット 管理規約による制限(間取り変更・水回り移動など) 構造によっては壁が抜けない場合がある 毎月の管理費・修繕積立金がかかる 中古戸建てリノベのメリット・デメリットメリット 間取り変更や外観変更の自由度が高い 庭や駐車場など外構も含めてアレンジ可能デメリット 修繕や管理はすべて自己責任 古い建物は耐震・断熱改修が必要になる場合がある 京都ならではの視点景観条例やまちづくり協議会私たちも店舗工事でよく経験しますが、場所によっては外観や色に制限があります。地域の「まちづくり協議会」による事前協議が必要な場合もあり、以前には建物をピンクに塗って指導を受けた例も。こまめな確認は必須です。冬の底冷え・夏の猛暑対策夏の暑さは年々厳しくなり、エアコンが効きにくい物件も多いです。特に古いエアコンや昔の取り付け方法だと性能が発揮されにくいため、断熱や遮熱工事は必須の検討ポイントになります。道幅や接道条件の影響建築基準法の現行基準に合わせることは、リノベでは難しい場合があります。新築でないと協議できないこともあり、古い建物は当時の基準で建てられているためです。さらに戸建てでは近隣との関係性も大事。換気やエアコンの送風先など、生活音や設備の影響をお互いに配慮しながら進める必要があります。 どちらにも共通して大切なこと物件選びは、「自分や家族がどんな暮らしを望むのか」という軸を持つこと。もうひとつは、「近隣の方と共に暮らしていく」という意識です。近隣関係は以前に比べると希薄になったかもしれませんが、単にコミュニケーションが減っただけの場合もあります。お互いに不快な状態を避けるためにも、適度な距離感を保ちながら関わることが大切です。 まとめ:「どっちが正解」ではなく「どっちをどう選ぶか」中古マンションにも中古戸建てにも、メリットと制約の両方があります。大切なのは、自分や家族の価値観や暮らし方に合った選択をすること。京都には町家の風情を感じられるエリアもあれば、駅前の便利さを享受できるエリアもあります。条件だけでなく、「この暮らし方をしたい」という思いを大切にしてください。リノファクでは、その思いを叶えるための物件探しから設計・施工まで、ワンストップでサポートしています。お気軽にご相談ください。

  • 【京都リノベ】中古マンションを買ってからリノベするまでの流れと注意点

    中古を買ってリノベしたい方へ。京都で失敗しないための最初の一歩。「中古+リノベ」って、実際どう進めたらいいの?最近、ご相談で増えてきたのが「中古マンションを買ってリノベしたいんですが、何から始めたらいいですか?」という声。確かに、物件を買ってから考えようと思っていると、あとから「このマンションは思ったように工事できないんです」とか「管理規約で水回りが動かせないらしくて…」なんて話になって、理想の暮らしとズレが出てしまうこともある。そこで今回は、京都で中古マンションを購入してリノベーションしたい方向けに、「進め方の流れ」と「注意点」をわかりやすくまとめました。 1.物件探しの前に「どんな暮らしがしたいか」を描いてみる意外と見落とされがちですが、「どんな間取りがいいか」よりも「どんな暮らしがしたいか」からスタートするのがおすすめです。たとえば: 在宅ワークに集中できる書斎スペースが欲しい 家族が集まる広めのリビングが欲しい 家事動線をスムーズにしたいこうした暮らしのイメージがあると、リノベーションの方向性が明確になり、物件の選び方にもブレがなくなります。 2.「リノベ前提」で物件を探すときに気をつけたいことマンションによって、リノベーションでできること・できないことには差があります。たとえば: 管理規約で水回りの移動が禁止されているケース 壁式構造で、間仕切り壁が抜けない場合 天井の高さや構造上の制約で、配線や照明が自由にできないこともこのあたり、先日テレビ番組『突破ファイル』でも紹介されていました。管理組合の規約変更によって、一時はやりたいリノベができず物件価格も大きく下がってしまった…というケース。結果的には住民の合意で規約を元に戻し、価格も回復したとのことでしたが、こうした「規約の影響」は想像以上に大きいものです。つまり「外観はよくても、希望通りの間取りにできない」ということがあるというわけですね。物件選びの段階でリノベの可能性もあわせて見極めていくことが大切です。 3.リノベ費用の見積もりは、早めにざっくり把握を「物件価格+リノベ費用」で、当初の予算をオーバーしてしまう方も少なくありません。たとえば、2,500万円の中古マンションに800万円のリノベをした場合、総額は3,300万円。そこに諸経費や税金なども加わると、さらに膨らむこともあります。ただ、今はリノベーションへの理解も広がり、金融機関も以前より柔軟に対応してくれるようになってきました。新築でなくても、しっかりとした計画があれば融資が受けやすくなっています。そのため、「トータルでいくらかかるか」「どこにどれだけお金をかけるか」を早めに整理しておくことで、安心して進められるようになります。 4.最近は「購入前に相談」が当たり前にリノファクでも「物件はまだ決まっていませんが相談できますか?」というお問い合わせが増えています。むしろ、そのタイミングがベストです。不動産仲介と設計・施工を一貫して行っている私たちだからこそ、 この物件なら、どんなリノベが可能か どれくらいの工事費用がかかりそうか 規約や構造の確認ポイントといった実務ベースのアドバイスが最初からできます。 まとめ:中古+リノベで大切なのは「暮らし」から考えること「京都で中古マンションを買ってリノベしたい」——そんな方にとって、一番大切なのは「暮らしのイメージ」を持つこと。物件を買ってから考えるのではなく、まずは「どんな風に暮らしたいのか」からスタートする。そうすることで、物件選びもスムーズになり、間取りや素材の選択も迷いにくくなります。以前、「家具はすべてDIYでつくる予定だから、とにかく広い空間が欲しい」というお客様がいました。結果として、大胆に間仕切りを外したワンルームのような空間ができあがり、しばらくして訪れたときには見事な造作家具の数々でギャラリーのようになっていて驚きました。リノベーションの魅力は、「住まいを自由にデザインできること」。そして、その自由をどう活かすかは、「どんな暮らしをしたいか」にかかっています。京都での中古マンション購入+リノベをお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。小さな疑問や不安からでも、丁寧にお話をお聞きします。 リノファクが目指しているリノベーション

  • 【京都リノベ】家族で話しにくい「住まいのこれから」どうする?

    家の話、ちゃんとできてますか?お客様と話していて、時々こんなことを言われるんです。「夫婦で住まいの話をすると、意見が合わなくてモヤモヤするんです」それ、すごく自然なことなんですよね。一緒に暮らしているとはいえ、住まいに対して求めるものは人によって違います。たとえば、奥さんは収納を増やしたい。でも、旦那さんは趣味の部屋を優先したい。どっちが正しいって話ではなくて、「何を大切にしたいか」が違うだけだったりする。大切なのは、無関心なふりをしないこと。話し合いの中で主張したことって、あとから「やっぱりあれでよかったな」と納得につながることも多いです。この“話す”という過程そのものが、リノベーションの準備としてすごく大切なんです。「どうリノベするか?」ではなく、「どんな暮らしがしたいか?」という視点で話すと、ぐっと前向きになるんじゃないかなと思っています。【ポイント1】まずは「意見が違ってあたりまえ」だと思ってみる価値観やライフスタイルは、人それぞれ。家族でも、同じ方向を向いていないことは多いです。だから、「意見が違う=ケンカになる」ではなくて、「違うからこそ、それぞれの視点を持ち寄れる」と考えるだけで、対話のハードルが少し下がるんじゃないかと思います。「正解を決める」よりも、「お互いの優先順位を理解し合う」ことが第一歩。方向性が共有できると、そのあとの選択がぐっと楽になります。これはお店のブランディングでも同じで、世界観が定まると選ぶ素材や色、レイアウトも自然と決まってくるんです。リノベもまさにそれと同じ。「どっちを選ぶか」よりも、「どこに向かうか」を揃えることが大事。【ポイント2】大きな話より、小さなことから話すいきなり「どんな家に住みたい?」と聞くと、ちょっと重たいんですよね。たとえば、こんな聞き方ならどうでしょう? 「今の家でちょっと不便に感じてることある?」 「もし子どもが個室欲しいって言い出したら、どうしようか?」 「リビング、もうちょっと広くできたらうれしいよな?」あるいは、こんな事例もありました。 小学生の兄弟が毎朝取り合いする洗面台、もう一つ増やせる? 夕飯どきになるとリビングが混雑するから、キッチンと一体で広げられないか? 冬寒い玄関にベンチと収納スペースをつけたいという声もありました。小さな不満や気づきを共有することが、大きな理想の話につながる入口になることもあります。【ポイント3】プロに話すことで、整理されることも自分たちだけで話していると、堂々巡りになることも。そんなときこそ、プロに話してみるのもひとつの手です。リノファクでは、雑談みたいな話から始めることも多いです。「最近、洗濯物干す場所がなくて困ってて」とか、「在宅ワークになってから、集中できる場所がほしくて」とか。そんな話の中から、住まいのあり方が少しずつ見えてきます。「何をどう変えたら快適になるか」を一緒に探していくこと。これもリノベの大事なスタートだと思っています。ちなみにリノファクには、最近まで学生だったスタッフから、子育て真っ最中のスタッフまで、いろんな世代がいます。正解がないからこそ、そんな多様な視点をぜひ活用してほしいなと思ってます。まとめ:「話すこと」からしか始まらない住まいのことを話すって、ちょっと照れくさいし、面倒なときもあるかもしれません。でも、話さないまま進めると、「あれ、こんなはずじゃなかったのに」というズレが起きやすい。だから、まずは話してみること。小さな話でもかまいません。それが、納得できる住まいづくりの第一歩になると思っています。「うまくまとまってなくても大丈夫です」私たちはそんな気持ちから、いつも聞かせてもらっています。

  • 【京都リノベ】リノベしたいけど何から始めたらいいか分からない人へ

    迷うのは、あたりまえなんですこの前もね、とあるお客様との打ち合わせで「リノベ、興味はあるんですけど、何から始めたらいいんでしょうか…?」っていう話が出まして。これ、本当に多い相談なんです。実は僕自身、家族で住まいのこと考える時に同じことで悩んだことがあって。物件から見た方がいいのか、プランから考えた方がいいのか、どこに相談したらいいのか。最初はぐるぐる迷ってました。そして、実際に興味はあっても「物件がないと相談しに行っちゃいけない」と思ってる人が意外と多い。そんな決まりはどこにもないんですけどね。だからこそ、そんな「入り口でつまづいている人」に、少しでも安心して進めてもらえるように、今日はちょっとお話してみようと思ってます。【ポイント】リノベの入り口は一つじゃない 物件が決まっていなくてもOK「物件買ってから相談に行かないとダメですか?」とよく聞かれますが、そんなことありません。むしろ早めにリノベ視点で物件探しをする方が結果的にスムーズなケースも多いです。 今の家を直す選択もあり引っ越し一択じゃなく、今の家をどう活かすかという視点も忘れないでほしいなと。特に京都は町のつながりや学区の影響が大きいので「今の土地で暮らす良さ」も大事な判断軸になります。 プランから相談してもいいどういう暮らしがしたいか、まだ曖昧でも大丈夫。たとえば「大きなダイニングが欲しい」「家事動線をもっと楽にしたい」みたいな話から一緒に整理していくことも多いです。情報収集に疲れすぎないことも大事WEBや雑誌でたくさん情報を集めてる人、ほんと多いです。めちゃくちゃ頑張っておられる。でも、これがちょっと落とし穴になることも。リノベーションって、本当に自由なんです。だから、たくさんのアイデアを集めて、それを「どこをやる?どこをやらない?」と整理する作業がすごく大事になってきます。自分に合ったリノベってなんやろ?と、時には引いた目線で見ることも必要やと思います。「うちに合うリノベって何だろう」を一緒に見つけていくリノベは「理想の家の形が見えてから始める」ものじゃなくて、「考えながら作っていく」ものだと思ってます。以前のお客様で、自分で家具を作れる方がおられました。その方はとにかく広いリビング重視。「この壁抜けます?」ばっかり聞かれてました(笑)でも、出来上がったときにはズドーンと広いリビングで、久しぶりにお伺いしたら、その空間に自作の造作家具がめちゃくちゃ映えてて。「これはすごいな」って思いました。二階は一切触らず、昔ながらの和室のまま。それもその人らしくて「全部やらなくてもいいんやな」と感じた事例です。まとめ:「最初の一歩」は、話してみることかもしれませんもし「何から始めたらいいか分からないな」と思っているなら、まずは話してみるところから始めてみてください。リノファクに相談に来られる方の多くも、最初はそこからスタートしてます。一緒に考えて、一緒に悩んで、そして少しずつ自分たちらしい住まいの形が見えてくる。そんなプロセスを、一緒に歩いていけたらうれしいなと思ってます。ちなみに、DIYを楽しむ方も増えてます。お子さんの足跡を玄関のセメントに残したり、手の跡をペタッと入れてみたり。そんなのも絶対思い出になりますよね。実は、そういう事例こそWEBに落ちてたりもします。情報収集も、楽しみながらやるのが一番かなと。

  • 【京都リノベ】住んでからも「ここから」がスタート。暮らしの育て方

    住み始めてからが本当の“つくる”時間 リノベが完成して引き渡しを迎える日。あの日は一つの区切り。でも、僕らの感覚としては「ここからが本当のスタートかもな」と、毎回思うんです。暮らしは毎日の積み重ね。その中で家も少しずつ“育っていく”ものやと思っていて。【ポイント】住んでから気づくことは、僕たちにとっても学びです実際に暮らしてみて、「ここ、もう少しこうしたらよかったかも」「使ってみたらちょっと違和感がある」そんな声が出てくるのは自然なことやと思います。それって僕たちにとってもすごく学びになるんです。次の提案にも活きてくるし、気づけなかった視点を教えてもらえる貴重な機会でもあります。もちろん、中には費用が発生するものもあるかもしれません。でもその時は「なぜ費用がかかるのか」をちゃんと納得できる形でお伝えしますし、逆に費用をかけずに対応できるものはしっかり対応します。モヤモヤしたままより、まずは話して明快に終わる方が、お互いに気持ちがいいと思うんです。だから、ぜひ遠慮なく教えてください。暮らしの変化に合わせて、家も育てていくお子さんの成長に沿って「そろそろ部屋の使い方を変えたい」とか、「収納をもう少し増やしたい」といったご相談。これも何よりうれしいことなんです。僕たちの中にも子育て中のスタッフがいます。僕自身、創業した時に0歳だった長男が今や中学3年生。次男は小6、長女は小4になって、正直部屋もだんだん手狭になってきています。妻も最近は収納に困っていて、メルカリがすごく活躍していたりして。そんな話題が現場でも出たりすると、お互い共感できるところがいっぱいあります。SNSやLINEでつながって、気軽にやりとりできる関係になれると、それがまたハッピーなんですよね。【大切にしていること】相談は“ちょっとしたこと”こそ大歓迎実は、お客様から「ちょっと大きな相談かもしれないんですが…」と話していただいたことが、僕たちにとっては全然そんなことなかった、というケースもよくあります。あるいは、その相談をきっかけに新しいリノベーションのアイデアにつながることもある。だから引き渡し後のコミュニケーションって、本当に大切やなと思っていて。暮らしが広がる場もつくっていきたいそれからもう一つ。コトスタイルはお店づくりの会社でもあるので、協力してくださる飲食店さんもたくさんいらっしゃいます。お客様どうしでつながる場がつくれたら楽しいなと、ずっと思っていて。たとえば、子育て中の方が集まって、フリーマーケットを開いてみたり。僕の家でも今メルカリが大活躍なので、そんなアイデアがすっと浮かんできたりします。まだまだこれからですが、そんなことも少しずつ形にしていけたらいいな、と考えています。まとめ:「住んでから」が本当のスタートリノベーションは「完成して終わり」じゃなくて、そこから新しい暮らしが始まるきっかけだと思っています。住んでみて気づいたこと、変えていきたいこと。そんな話をこれからも一緒に続けていけたらうれしいです。またいつでも、LINEでも、SNSでも、気軽に声をかけてくださいね。

  • 【京都リノベ】工事が始まってからどう関わる?現場との付き合い方のヒント

    現場が動き出してからの時間も、大切なプロセス契約が終わって工事が始まると、いよいよ空間が少しずつ「カタチ」になっていく時期に入ります。図面や打ち合わせで考えてきたことが、現場で立ち上がっていく様子を見るのは、ちょっと感動する瞬間でもあります。とはいえ「現場ってどんなふうに関わればいいんだろう?」と思われる方も多いかもしれません。そこで今回は、工事中の関わり方について少しだけお話してみます。【ポイント】現場とのコミュニケーション、どうすればいい?基本的に現場には担当デザイナーが入り、職人さんとのやりとりを行います。進行状況の報告や、確認したいポイントが出た場合は、デザイナーからタイミングを見てご連絡を差し上げます。気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。現場確認に立ち会っていただく機会も随時ご案内しています。実はこの現場確認、デザイナーにとってはちょっと緊張する場面でもあったりします。というのも、現場では職人さんたちの段取りがどんどん進んでいくんですね。「次ここ進めるで、早よ決めてな」なんて言われることも。でもこれ、怒られてるわけではなくて、職人さんとのコミュニケーションの一部なんです。お互いの信頼関係があるからこそ、そんなやりとりが笑いながらできる現場が、リノファクでは当たり前になっています。“見て・感じて・考える”時間を大事に現場が立ち上がってくると、「あれ、もうちょっとこうしたいかも」と感じることが出てくるのが自然なことです。たとえば、 実際の光の入り方を見てクロスの色味を再検討したい 立ち上がった壁のバランスを見て室内窓のサイズを調整したい コンセントの位置を実際の使い勝手を想像しながら微調整したいこうした“現場での気づき”を丁寧に拾い上げていくことが、納得のいく仕上がりにつながります。デザイナーも、正直なところは早く指示を出したいと思ってます。でも、現場で空間が見えてくると「これで本当に良いかな?」と悩むこともある。そんなときはぜひ一緒に悩んでほしいんです。「この壁、もう少し明るい色の方が広く感じられるかな」とか、「この高さでどうかな?」といったやりとり、実は職人さんにも聞いてみてください。「職人さんだったらどうしますか?」と聞くと、意外なほど真剣に考えてくださる方ばかりで、そこからより良いアイデアが生まれることもあります。僕たちデザイナーも、現場では職人さんにいろいろ聞きます。「これ、もうちょっと納まりきれいにできる?」なんて相談もよくするし、そんなやりとりができる現場って、やっぱりいいなと思っています。【大切にしていること】現場の空気感づくりリノファクの現場は、お客様から「職人さんもデザイナーさんもすごく話しやすかった」と言っていただけることが多いです。これは、私たちが「現場もチームの一部」として、一緒につくる仲間として関わっているからかもしれません。職人さんも「こうした方がもっと良くなるかも」と提案してくれたり、細かいところまで丁寧に仕上げようという空気が自然と現場に流れています。そんな雰囲気の中で工事が進むと、お客様も現場に顔を出しやすくなり、気になることを言いやすくなる。それがまた、より良い住まいづくりにつながっていくと考えています。まとめ:現場は“つくる楽しさ”を味わう時間工事中は「決めること」「考えること」がまだまだ続きますが、その一方で「つくっていく過程を楽しめる時間」でもあります。壁が立つ、床が貼られる、塗装が入る——その一つひとつを見届けながら、自分の住まいができあがっていく過程を味わっていただけたらうれしいです。私たちも、その時間がいい思い出になるように、丁寧に現場を整えてお迎えしていきます。一緒に悩んで、一緒につくっていきましょう。 

  • 【京都リノベ】契約したあとって何をするの?工事までの準備と心構え

    ご契約は"ゴール"ではなく"スタート"リノベーションの打ち合わせを進めていくと、いよいよ「契約」のタイミングがやってきます。この契約は、図面や見積もりなどの内容に双方が合意したことを示す大切な区切りではありますが、実はここが“完成”ではなく“始まり”でもある、というのが私たちリノファクの考え方です。工事に向けた準備がいよいよスタート契約後、現場での工事がすぐに始まるわけではありません。この期間には、詳細な仕様や仕上げ、設備の最終決定など「詰めの打ち合わせ」が進んでいきます。たとえば、 壁の素材や色合いの選定 照明やスイッチ、コンセントの位置 造作家具の寸法や仕上げの細部など、図面上では伝えきれなかった“細かなイメージ”をすり合わせていくプロセスがはじまります。このタイミングで重要になるのが「図面をどう現場で立ち上げていくか」という視点です。図面に描かれた線が、実際の空間になっていくとき、想像していた印象とのズレを感じることもあります。そのため、私たちは実際に現場で壁が立ち上がるタイミングなどでお客様と確認し、素材の再検討を行う場合もあります。“現場でのやりとり”が納得のいく仕上がりによくあるのが、「壁の圧迫感を感じたから、室内窓を追加したい」といったご相談。こういった変更は、現場が進んでいく中で初めて気づけることだったりします。もちろん、変更には費用や工期への影響があることもあるため、都度確認は必要です。でも、私たちはこのプロセスこそが、納得のいく空間づくりには欠かせないと考えています。現場で感じたことを、遠慮なく伝えていただけるような関係性を築くことを大切にしています。設計の“基準”を明確にしておくこと契約の時点で整っていてほしいのが、 図面に基づいたレイアウト それに対応した仕様の基本構成 費用の目安です。この“基準”があることで、工事の途中で「変更したい」と思った時に、どこを変えたのか、どう費用に影響があるのか、何を優先するか、といった判断がしやすくなります。一方で、この基準がないままスタートしてしまうと、ちょっとした変更が次々と発生し、結果的に大工さんの手間や材料の再手配など、現場に負担がかかることも。その分コストが増えたり、現場のモチベーションに影響する可能性もあるのです。まとめ:工事は“設計の完成形”をつくる時間リノファクでは、デザイナーが設計から工事の現場管理まで一貫して担当します。これは「伝えたはずのことが違った形で仕上がっていた」といったミスを減らすためでもあります。図面と工事は別物ではなく、設計を“立ち上げていく”のが工事のプロセス。壁が立ったとき、素材を張るとき、窓から光が入ったとき——その一つひとつを確認しながら、一緒に住まいを完成させていく。契約後は、そんな時間が始まるフェーズ。決して“終わった”のではなく、“つくっていく”というスタンスで、ぜひ安心して関わっていただければと思います。 

  • 【京都リノベ】工事ってどんなふうに進んでいくの?現場のこと、少しだけお話します

    図面から、現場でカタチになるまで設計の打ち合わせを経て、仕様も決まって、いよいよ工事が始まる。その瞬間は、どんな現場でも少し背筋が伸びるような感覚があります。でも工事って実際どうやって進んでいくのか、現場ではどんなことが起きているのか、実はあまり知られていないかもしれません。今回は、リノファクの現場の雰囲気や、工事中にどんな関わり方ができるのかを、少しだけお話してみたいと思います。工事の流れ(全体像) 解体工事 大工工事(床・壁・天井の骨組みなど) 電気・設備の配線・配管 断熱・内装下地 仕上げ工事(塗装・クロス・床材など) 設備取り付け(キッチン・洗面台など) クリーニング・完了検査・お引渡し工程ごとに、それぞれの専門職の職人さんたちが現場に入り、役割を引き継ぎながら工事は進んでいきます。現場で“決めること”もある図面や仕様が決まっていても、実際に工事が進んでいくなかで「やっぱりこっちの方が良いかも」と思う場面が出てくるのがリノベーションです。たとえば、壁が立ち上がってきた段階で「思ったより圧迫感があるかも」と感じて、急遽室内窓を追加することにしたり、光の入り方を見て「もう少し明るいクロスにしたい」となることも。リノファクでは、こういった“現場での判断”も丁寧にサポートできるよう、担当デザイナーが定期的に現場を確認し、お客様と一緒にその場で確認しながら進めていきます。【ポイント】現場での確認が、仕上がりの満足度につながる 壁の高さや位置、思っていた印象とのズレがないか 実際の光の入り方や、隣接する空間とのバランス サンプルで見ていた素材が、空間の中でどう見えるかこうした点を、現場で一緒に見て確認できることが、納得感のある空間づくりにつながると感じています。現場の空気感もリノファクの“らしさ”私たちの現場は、お客様から「雰囲気が和やかで安心する」と言っていただけることが多いです。職人さん同士もよくコミュニケーションを取りながら進めてくれていて、時には「こうした方がもっとよくなるんじゃない?」と提案してくれることも。「現場って、こんな感じなんですね」と見学に来られた方が少し笑顔になるような、そんな空気感をつくることも、大切にしています。まとめ:工事中も“いい思い出”になってほしい図面が現実になっていくプロセスは、ちょっとした感動の連続です。もちろん現場ならではの課題もありますが、それを一緒に確認しながら乗り越えていけると、完成したときの喜びはひとしおです。「つくってよかった」と思える時間を、工事中から始めていけるように。そんな想いで、私たちは現場に向き合っています。 

  • 【京都リノベ】設計の打ち合わせってどんなふうに進むの?

    はじめての打ち合わせ、ちょっと緊張するかもしれませんがリノベーションの設計打ち合わせって、「何をどこまで話せばいいのか」「どんな準備が必要なのか」よく分からないまま始まることが多いです。今回は、実際にどういった流れで進んでいくのか、どんなことを話していくのかを、できるだけ実感を持ってもらえるようにお伝えしたいと思います。打ち合わせの流れ ヒアリング(理想の暮らしのイメージを伺う) 現地調査(建物の状態を把握) ラフプランと概算見積りのご提案 仕様・素材の検討(ショールーム同行やサンプル確認など) 最終プランと工事費の調整・確認 ご契約へ【ポイント】リノファクの打ち合わせが少しユニークな理由リノファクでは、「設計担当」と「施工担当」が別々ではなく、ひとりの担当デザイナーが最初のヒアリングから現場管理まで責任を持って進めるという体制をとっています。これは図面を描くだけでなく、現場で大工さんや塗装屋さん、左官屋さんたちとやりとりしながら、お客様と決めたデザインを実際の空間へと形にしていくための大切な仕組みです。たとえば、「グレーの壁で」とお伝えいただいたときに、設計と施工が分かれていると「標準のグレーですね」と工事が進んでしまうことがあります。でも実際には、ほんの少し青みがかったグレーの雰囲気が理想だった、というようなすれ違いは少なくありません。その点、リノファクではデザイナーが現場に立ち会いながら、職人さんと直接「このトーンに近づけていきましょう」と相談を重ねていくため、完成後の「思ってたのと違う」をできるだけ防げる体制になっています。ご契約までに“整えておきたい”こと打ち合わせの流れの中では、「ご契約へ」というステップがありますが、実はこのタイミングで整っていてほしいのは以下の3つです: 工事図面をもとにした具体的なレイアウト そのレイアウトをベースにした、基本となる仕様の構成 それに対する費用感(見積書)この3つが揃うことで、後からの変更にも落ち着いて対応することができます。特に仕様が変わると、費用が変動するだけでなく、工期にも影響を及ぼすことがあります。よくあるのは、「思っていたより少し違った」と感じて修正を繰り返してしまうケースです。一見、直してもらえているから問題ないように感じるかもしれませんが、実際には大工さんの工事費や処分費などが余分に発生しています。そうなると、工事を請け負う職人さん側にも負担がかかり、現場の雰囲気がギクシャクしてしまうこともあります。お互いにとって、事前にしっかりと合意した内容をもとに進めていけることが、気持ちよく、そして良い現場づくりにつながると私たちは考えています。実際にリノファクの現場では「本当にいい職人さんばかりですね」といった声をいただくことも多く、「こうしたらもっとよくなるんじゃない?」と職人さん側からも提案が出るような、和やかで風通しのいい現場が特徴です。工事が始まってから“わかってくること”もあるリノベーションは、契約して終わりではありません。むしろそこからが設計の実践のスタート。描いていた図面やイメージが少しずつ現場に立ち上がってくる中で、確認を重ねながら丁寧につくり上げていきます。たとえば、壁が立ち上がったときに「やっぱり圧迫感があるな」と感じて、そこに室内窓を設けて抜け感をつくったり、色のトーンを少し調整したくなることもあります。実際に空間が立ち上がってからでないと分からないことは、たくさんあるんです。そのため、リノファクでは工事が始まってからも「壁の位置や素材感を一緒に確認する」「その場で選びながら、必要に応じて再調整する」というプロセスを大切にしています。【ポイント】“設計の基準”を持つことの大切さ契約時点で図面・仕様・見積書という“設計の基準”があることで、そこから増やす・削る・調整するという判断がしやすくなります。この基準が曖昧なまま工事が始まってしまうと、結果的に「思っていたのと違う」というズレが起こりやすく、余分な修正や追加費用がかかってしまうケースもあります。何度も修正を繰り返すと、現場の職人さんにも負担がかかりますし、丁寧な施工をお願いしづらくなってしまう可能性もあります。だからこそ、お互いが安心して気持ちよく工事に向き合えるように、事前の準備と合意がとても大切だと考えています。設計打ち合わせは、一緒に「暮らしを編集する」時間図面を描くことが目的ではなく、「どう暮らしたいか」を一緒に考え、整理し、カタチにしていく過程そのものが設計打ち合わせです。「朝の支度をもっとスムーズにしたい」「子どもが帰ってきたときに顔が見えるリビングにしたい」など、言葉にしにくい願いや小さな違和感を、一緒に拾い上げていけるような打ち合わせを目指しています。うまく言葉にできなくても大丈夫です。スタッフと一緒に“編集”していくような感覚で、気になること・悩んでいること、なんでも話してもらえたらうれしいです。 

  • 【京都リノベ】理想のイメージをどうやってカタチにする?

    「こんなふうに暮らしたい」をうまく伝えるために リノベーションを考え始めたとき、まず浮かんでくるのは「どんな家にしたいか」という理想のイメージ。ただ、このイメージを誰かに伝えるって、思った以上に難しいなと感じる方も多いかもしれません。実際、私たちがご相談を受ける現場でも、参考写真や切り抜きをベースにお話しいただくことがとても多いです。それ自体はすごくありがたいことなんですが、そこで一つ気をつけておきたいのが、「その写真のどこに惹かれたのか?」という視点です。たとえば、カウンター越しの壁の色合いが気になったのか、カウンターに座っている雰囲気に惹かれたのか。同じ写真でも、人によって見ているポイントや感じ方って全然違います。その理由を少し立ち止まって考えてみる。これは、私たちデザイナー側も意識して丁寧にお伺いするところですが、施主さん自身にも「なんでこれ選んだんやろ?」と一度問いかけてみてもらえると、イメージがより深く整理されていきます。1.近づいたり離れたりしながら考えてみるリノベの初期段階では、どうしても目の前の気になる写真や素材に目が向きがちです。でも、そこにぐっと近づきすぎると、大きな方向性が見えにくくなることもあります。たとえば「このタイルが可愛い」「この取っ手が好き」といった具体から入るのもいいんですが、先に全体像が描けていないと、細部だけ整えてもどこかちぐはぐな仕上がりになることも。なので、まずは少し引いた目線で「どんな生活がしたいか」というところからスタートするのが、結果的に納得のいく空間づくりにつながっていきます。2.暮らしの雰囲気を描いてみるわかりやすいところでいえば、「大きなリビングが欲しい」「寝室は個別がいい」「子どもは何人くらいで考えている」など、暮らしの規模感や関係性をイメージするところから。「帰ってきたときにリビングを通って子どもと顔を合わせたい」「個室よりも開放的なワンルームに近い形がいい」など、日常の動きや価値観も含めて、「こう暮らしたい」が少しずつ形になっていきます。この“生活の雰囲気”を一緒に考えることが、私たちが何より大切にしているステップのひとつです。3.好きなものを集めることも、やっぱり大事とはいえ、具体的な写真やテクスチャーを集めておくことも、やっぱり大切です。まずは気になるものを、ジャンルを問わずどんどん保存してみてください。その中から「共通点」が見えてくることもありますし、最初は自分でも言葉にできなかった“好き”が、だんだん形になってくることもあります。写真一枚からでも、そこに込められている感覚やイメージを丁寧に引き出していく。そんな対話を通して、住まいの全体像を一緒に膨らませていくのが、私たちの役割だと思っています。まとめ:イメージは、対話の中で育っていく理想のイメージって、最初からはっきりしていなくて当然です。むしろ、「なんかいいな」っていう曖昧な感覚を、デザイナーと一緒に少しずつ形にしていくことが、リノベーションの面白さでもあると思います。だから、うまく言えなくても大丈夫。好きなものや、気になる写真、ふと思い浮かんだ暮らしの場面。そういった断片をきっかけに、ぜひ一緒に考えていけたらうれしいです。

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