【DOMA×NAKA-NIWA】
京都の伝統と文化が漂う上七軒で20坪ほどの京町家をリノベーション。
物静かな通りにモダンな鎧張りの外壁を選択し、落ち着きながらも地域の象徴となることを想定したデザインをご提案。
玄関を一歩進むと大きな「土間」とトップライトから光が降り注ぐ吹抜けの階段スペースが広がる。
京都は隣家との間が狭く、1階はほぼ明かりが確保できないので1階は自由空間となるよう浴室・トイレ・小さめの寝室の構成。
リビングなどの生活空間は明かりが確保できる2階へと移した。
そして大きな土間は将来、寝室にできるようにコンセントや照明の高さの工夫がされており、工事の工程を減らして初期費用を抑えた設計をご提案。
既存の躯体柱と天井照明がリズミカルにレイアウトされた廊下は「無駄を楽しむ空間」となり中庭の植物を眺めたり本を読んだりと自由な空間となった。
2階のリビングは大きな大黒柱ときれいに湾曲している躯体梁が象徴となり新しい生活に馴染むよう特別な雰囲気を演出。
腐りかけていた躯体はしっかりと補強。
断熱も以前とは格段に性能が上がり、機能面でも過ごしやすい住空間になった。
