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  3. 【京都リノベ】理想のイメージをどうやってカタチにする?

「こんなふうに暮らしたい」をうまく伝えるために

 

リノベーションを考え始めたとき、まず浮かんでくるのは「どんな家にしたいか」という理想のイメージ。ただ、このイメージを誰かに伝えるって、思った以上に難しいなと感じる方も多いかもしれません。

実際、私たちがご相談を受ける現場でも、参考写真や切り抜きをベースにお話しいただくことがとても多いです。それ自体はすごくありがたいことなんですが、そこで一つ気をつけておきたいのが、「その写真のどこに惹かれたのか?」という視点です。

たとえば、カウンター越しの壁の色合いが気になったのか、カウンターに座っている雰囲気に惹かれたのか。同じ写真でも、人によって見ているポイントや感じ方って全然違います。

その理由を少し立ち止まって考えてみる。これは、私たちデザイナー側も意識して丁寧にお伺いするところですが、施主さん自身にも「なんでこれ選んだんやろ?」と一度問いかけてみてもらえると、イメージがより深く整理されていきます。

1. 近づいたり離れたりしながら考えてみる

リノベの初期段階では、どうしても目の前の気になる写真や素材に目が向きがちです。でも、そこにぐっと近づきすぎると、大きな方向性が見えにくくなることもあります。

たとえば「このタイルが可愛い」「この取っ手が好き」といった具体から入るのもいいんですが、先に全体像が描けていないと、細部だけ整えてもどこかちぐはぐな仕上がりになることも。

なので、まずは少し引いた目線で「どんな生活がしたいか」というところからスタートするのが、結果的に納得のいく空間づくりにつながっていきます。

2. 暮らしの雰囲気を描いてみる

わかりやすいところでいえば、「大きなリビングが欲しい」「寝室は個別がいい」「子どもは何人くらいで考えている」など、暮らしの規模感や関係性をイメージするところから。

「帰ってきたときにリビングを通って子どもと顔を合わせたい」「個室よりも開放的なワンルームに近い形がいい」など、日常の動きや価値観も含めて、「こう暮らしたい」が少しずつ形になっていきます。

この“生活の雰囲気”を一緒に考えることが、私たちが何より大切にしているステップのひとつです。

3. 好きなものを集めることも、やっぱり大事

とはいえ、具体的な写真やテクスチャーを集めておくことも、やっぱり大切です。まずは気になるものを、ジャンルを問わずどんどん保存してみてください。

その中から「共通点」が見えてくることもありますし、最初は自分でも言葉にできなかった“好き”が、だんだん形になってくることもあります。

写真一枚からでも、そこに込められている感覚やイメージを丁寧に引き出していく。そんな対話を通して、住まいの全体像を一緒に膨らませていくのが、私たちの役割だと思っています。

まとめ:イメージは、対話の中で育っていく

理想のイメージって、最初からはっきりしていなくて当然です。むしろ、「なんかいいな」っていう曖昧な感覚を、デザイナーと一緒に少しずつ形にしていくことが、リノベーションの面白さでもあると思います。

だから、うまく言えなくても大丈夫。好きなものや、気になる写真、ふと思い浮かんだ暮らしの場面。そういった断片をきっかけに、ぜひ一緒に考えていけたらうれしいです。

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