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  • 【京都リノベ】物件選びで気をつけたいポイント

    住まいづくりは「物件選び」から始まっているリノベーションを前提とした住まいづくりでは、「どんな物件を選ぶか」が成功の鍵を握ります。特に京都のように土地の特徴や価格帯に地域差があるエリアでは、慎重な判断が求められます。今回は、リノベ向きの物件を選ぶときに気をつけたいポイントをお伝えします。1.構造と築年数の確認一見すると古く見える建物でも、構造体がしっかりしていればリノベ向きの可能性があります。木造・RC造・鉄骨造など、構造の種類によってできる工事範囲が異なるため、将来のプランに合わせて選ぶ視点が大切です。築年数だけで判断せず、過去の改修歴や現在の状態もチェックしましょう。2.配管・断熱などの見えない部分リノベで見た目はきれいになっても、水回りの配管が老朽化していれば将来のトラブルに。特に築30年以上の物件では、給排水管や電気配線などの更新を見込んでおく必要があります。また、京都の冬は冷えるため、断熱性能が低いと光熱費や快適性に大きく影響します。3.方角や採光・風通しの確認日当たりや風の抜け方は、写真だけでは分からないことが多いもの。現地での確認は必須です。京都の街なかでは隣家との距離が近いケースも多く、南向きでも思ったほど光が入らないこともあります。時間帯や季節を意識して内見するのがおすすめです。4.京都ならではのエリア特性も考慮たとえば学区を重視する方にとっては、人気のある小学校区に物件があるかどうかも重要です。また、碁盤の目の地形により道幅が狭い地域や、商業地域と住宅地が混在しているエリアも多いため、自分たちのライフスタイルと合うかどうかを見極める必要があります。まとめ:物件を見るときは“暮らし”を想像する価格や広さだけで判断するのではなく、「この場所でどんな暮らしができるか」を想像することが何より大切です。物件選びの段階からリノファクが一緒に伴走することで、リノベの可能性がぐっと広がります。京都で理想の住まいを叶える第一歩として、物件選びからお気軽にご相談ください。

  • リノベーションは何から始める?京都で安心して進めるための第一歩

    自分に合ったリノベーションのはじめかた こだわりの住まいをつくりたい。でも「リノベってまず何をすればいいの?」そんな疑問に、やさしく寄り添いながらお答えします。はじめに:よくあるお悩み「リノベーションに興味はあるけれど、何から始めたらいいのか分からない」――これは、リノファクに寄せられるご相談の中でとても多いお悩みです。物件探しが先なのか、あるいはデザインの相談から始めるべきなのか。そもそも、今の住まいをリノベーションするのか、新しく中古物件を探すのか。迷いが尽きないのも当然です。どちらからでも始められる安心感結論からお伝えすると、「物件探しから」でも「リノベ相談から」でも、どちらからでも大丈夫です。大切なのは、“自分のペースで安心して進められるかどうか”。リノファクでは、そのどちらの入口にも対応できる体制を整えています。物件探しから始める場合たとえば、物件探しから始める方の場合、京都ならではの特徴として「学区で物件を探したい」というニーズが多く見られます。地域ごとの雰囲気や教育環境を大切にされる方にとって、学区で選べるというのは大きなメリットです。リノファクでは、会員登録していただくことで、ご希望の条件に合った物件情報をほぼ毎日お届けしています。そうした情報の中から、一緒にリノベ向きの物件を選び、住まいづくりを具体化していく流れです。リノベ相談から始める場合一方、「まだ物件は決まっていないけど、まずは相談したい」という方もたくさんいらっしゃいます。そんな方には、リノファクの設計デザインチームと会話を通じて、どんな暮らしがしたいかを整理していくお手伝いをしています。私たちはこれまでに300件以上のリノベーションを手がけてきた経験があり、そのノウハウを活かした空間づくりが強みです。また、京都を中心に築いてきた100社以上の職人ネットワークを活かし、信頼できる仲間とともに丁寧な住まいづくりを行っています。ワンストップでのサポート体制リノファクは、宅建業の登録も行っており、不動産の紹介から設計・施工までをワンストップでご提供できる体制を整えています。「この物件はリノベ向き?」「予算的に大丈夫?」といった不安にも、その場で一緒に向き合うことができます。まずは話してみることからリノベーションの始まり方は、人それぞれ。まずは、話してみることから。焦らず、少しずつ。一緒に理想の住まいをカタチにしていきませんか?リノベにちょっと興味が出てきたけれど、まだ何も決まっていない――。そんな方も、どうぞお気軽にご相談ください。無理に勧めることはありませんので、ご安心ください。お問い合わせはお気軽にこちらのフォームをご利用ください。

  • 京都の空き家リノベーション、キャッシュ購入の落とし穴とは?

    再建築不可物件とローン審査の関係。将来売れないリスクを避けるための視点とは?「この家、どう思いますか?」そんな風に始まった今回のご相談。京都市内の住宅街にある、築年数の経った空き家についてのお話でした。実はこの物件、依頼者のご家族が近くに住んでおり、もし住まいを変えるならここも候補かも、という経緯で検討されていたもの。価格も手頃、場所もよく知っているエリア、そして何よりもキャッシュ(現金)で購入できる範囲という安心感もありました。けれど実際に物件を調べていくと、大きなポイントが見えてきました。「再建築不可」という制限その家は、いわゆる「再建築不可物件」でした。これは法律上、一度取り壊してしまうと、同じ敷地に家を新しく建てることができないというルールのある土地に建つ住宅のことです。京都では路地奥や接道幅が基準を満たさない土地で、こういったケースが時折あります。この制限、実際に住むこと自体は問題ない場合が多いのですが、将来手放そうとしたときに「住宅ローンが組めない=買い手が極端に少ない」というリスクを含んでいます。つまり、資産としての流動性が著しく低くなるのです。現金で買えるからこそ、気づきにくい「売却の壁」今回のように「キャッシュで買える」というのは大きな強みです。ローン審査がないぶん、購入手続きもスムーズに進みますし、リノベーション費用もその分に回すことができます。しかし同時に、ローンが通らない=将来、次に買いたいという人が出てきても売れない可能性があるという点は、現金購入ならではの“盲点”とも言えます。物件を購入するとき、多くの人が「買う」視点だけに意識が集中しますが、住まいは人生の変化と共に「手放す」「貸す」「誰かに譲る」などの局面も出てきます。その時に足かせとなるのが、再建築不可やローン審査の壁です。「京都リノベーション」で考えるときの3つの視点京都でリノベーション向き物件を選ぶ際には、以下の3点をバランスよく見ることが大切です。 立地とエリアの将来性 建物自体の状態と構造的な制限(耐震・再建築可否など) 資産価値の継続性(売却や賃貸の可能性)リノファクでは、単に「今住めるかどうか」だけでなく、今後のライフステージや資産の活用方法まで見据えたご提案を行っています。設計・施工の立場だからこそわかる視点、不動産のプロとして伝えられることを組み合わせて、お客さまの決断を後押しできるよう心がけています。迷ったら、まずはプロと一緒に情報整理をリノベーションは、大きな決断です。でもその前に、「この物件って本当に自分に合っているのかな?」という視点を持つことが何より大切です。 京都の空き家を活かして暮らしたい 親の近くに住まいを構えたい 中古物件を買って手を加えたいそんなお考えが浮かんだときは、ぜひ一度、リノファクまでご相談ください。

  • 【京町家リノベ】光と土間と暮らしのかたち。― 後編 ―

    町家リノベーションプロジェクト-後編-町家リノベーション「DOMA×NAKA-NIWA」プロジェクト、今回はその後編。いよいよ、解体から施工、そして完成直前までの様子をご紹介します。解体から見えてくる“本当の姿”解体工事が始まると、これまで図面や目視だけではわからなかった部分が次々と明らかになります。想定していたよりも傷んでいた箇所、逆にしっかりと残っていた構造体など、調査時との“誤差”が出るのも町家ならでは。けれど、それもまた町家の面白さ。構造補強が必要な部分には、新たな梁や筋交いを追加しながら、もともとの意匠や空間構成を崩さないよう丁寧に調整していきました。土間と中庭、そして吹き抜け今回の計画の中心にあったのが、“DOMA”と“NAKA-NIWA”。玄関から続く土間は、ただの通路ではなく、靴を履いたまま腰掛けられる場所としても、雨の日に荷物を置くスペースとしても使える、日常の“余白”のような存在。そして中庭は、吹き抜けを通じて2階からの光を受け止め、風を通し、外と内とをゆるやかにつなぐ場所となりました。時間帯によって光の表情が変わるその様子は、まるで家の“呼吸”のようでもあります。現場で決まるディテール町家リノベでは、現場での判断がとても重要です。もとの柱をどう見せるか、古材と新材のつなぎ目をどう納めるか。壁の左官仕上げの風合い、造作家具の高さ、照明の取り付け位置——ひとつひとつ、現地で職人さんと確認しながら決めていきます。既製品では得られない、空間にぴったりと馴染む納まり。その積み重ねが、心地よさにつながっていきます。「暮らしがはじまる家」へ工事の終盤。クリーニングが入り、養生が剥がされ、仕上げのディテールが整っていくと、そこにはもう“現場”ではなく、“暮らしの場所”がありました。私たちはいつも、「完成」はゴールではなく、「ここからはじまる」という気持ちでお引き渡しを迎えています。DOMA×NAKA-NIWAもまた、この場所で新たな日常が重ねられていくことを楽しみにしながら、最後の仕上げを見届けました。完成写真や空間の全貌は、こちらの施工事例ページにてご覧いただけます。>>DOMA×NAKA-NIWA|施工事例はこちら

  • 【京都で住宅売却】売却をする前に知っておいてほしいこと。

    売却する人も知っておいてほしいリノベーションという選択肢!「この家、売りに出そうかな」そう思ったとき、多くの人がまず考えるのが、「どこか直してからの方がいいかな?」ということ。床の傷、古いキッチン、汚れた壁紙……“きれいにしてから売ったほうが売れやすい”と思っていませんか?でも実は、その修理、しなくてもよかったかもしれません。今回は、リノベ前提で住宅を探している買い手が増えている今だからこそ知っておきたい、“売却前の新しい考え方”をご紹介します。リノベーションしたい人は、“そのまま”を求めている「今の家は新築っぽく綺麗すぎて、自分らしく手を加えづらい」そんな声を聞くことが増えてきました。実際、リノファクには「多少古くてもいいから、自分好みにリノベしたい」というお客様が多くいらっしゃいます。彼らにとって大切なのは、 自由に間取りを変えられること オリジナルな空間づくりができること 余計なリフォームがされていない“素材感のある物件”であることつまり、中途半端に手を加えてあるより、“現状のまま”の方がむしろ喜ばれるケースもあるのです。売るための“修理”が、かえってマイナスになることもたとえば 使いやすくなったキッチン→買い手は撤去前提でコスト増に 新しく貼り替えた壁紙→好みが合わず、結局また貼り替え 部分的な修理→かえって「ここだけ浮いて見える」印象に“よかれと思って”の修理が、買い手にとっては不要な工事だったということ、実は少なくありません。スケルトンに近い状態の方が、好まれる場合もたとえば、床が剥がされている物件を見て「これはダメだ…」と思うのは一昔前の話。今は「むしろこの方が、排水や配管が通しやすい」「自分で素材を選べる」といった前向きな評価をする人が増えています。古びた建具や経年変化のある柱も、“レトロで渋い”“味がある”と捉える人にとっては、価値ある素材です。売却相談の前に、修理やリフォームはストップ!売却を検討しているなら、まずは不動産とリノベの両方を扱うプロに相談してください。リノファクでは、売却相談の段階で建物を拝見し、「そのまま売った方がいいか」「最低限、どこを直しておくと売りやすいか」など、売却後の活用方法まで踏まえたご提案が可能です。“リノベ向き物件”として、しっかり紹介できますリノファクでは、京都市内を中心に、リノベーションを希望される方に向けて物件をご紹介しています。 スケルトンに近い状態の家 古さを活かせる町家や中古マンション 手を加えず“素材”としての魅力がある家「どうぞこの家を、あなたの好きなように育ててください」そんな想いでつながる売却も、これからの時代の一つのかたちです。多様な価値観に合った売却方法を買い手のニーズは、本当に多様化しています。 スケルトンから自分で内装を作りたい人 古い建具やガラスを活かしたい人 土間や梁の雰囲気を大切にしたい人そんな人たちに向けて、“素材感を活かした売り方”ができるのも、リノベに強い会社ならではのアプローチです。「古い家だから、売るには修理が必要かな…」と迷っている方、まずはリノファクまでお気軽にご相談ください。無理にリフォームせず、“そのまま”の価値を活かして売る方法、一緒に考えてみませんか?

  • 【京都で住宅リノベ】無難じゃなくていい。“やりすぎ”くらいがちょうどいいリノベーション

    ドルミールさんに学ぶリノベーションテクニック。「リノベーションって、どこまでやっていいんだろう?」そう思って、つい無難に、一般的に、万人向けにまとめてしまう——それはとてもよくあることです。でも、せっかく“つくる”住まいを選んだなら、ちょっとやりすぎなくらいが、実はちょうどいい。今回は、京都・八坂の塔の近くにオープンした店舗リノベの事例をヒントに、“攻めたリノベ”の魅力をご紹介します。光と影を活かして空間にギャップを生むまず入口を入ってすぐに目に入るのは、まるで実験室のようなキッチン空間。黒を基調とした室内に、清潔感ある白の厨房が浮かび上がるように設計されています。これは“光と影”を使ったテクニック。明るさのコントラストをつけることで、空間に奥行きとリズムが生まれるのです。住宅でも応用できます。たとえば リビングと寝室で照明の色や明るさを変える 廊下を少し暗めにして、部屋に入ったときに開放感を演出 あえて日中は光が届かない場所を“落ち着きの間”にするこうした工夫が、空間に表情を与えてくれます。天井をあえて“抜いたまま”の大胆さ木造建築だったこの物件では、一部の天井を解体し、昔ながらの木組みをそのまま見せる仕上げに。年数を重ねた梁の色味や質感が、現代の素材にはない存在感を放ちます。階段はモルタル仕上げ、そこにスチールの手すり。この無骨さがまた、木の温かみを引き立ててくれます。「お店だからできることでしょ?」と感じるかもしれませんが、むしろ住まいこそ、自分の“好き”を優先できる場所。毎日を過ごす空間だからこそ、自分好みにとことん突き詰めてみる価値があります。“黒い壁にフラワー”というギャップを楽しむ室内には、天井から吊るしたプリザーブドフラワーがふわりと広がり、その背景には黒い壁と古材風のフローリング。そして、その先に広がるのは大きな窓。この大胆な組み合わせが、「住まい」として見ても、まったく違和感がない。むしろ暮らしを豊かにする“非日常”のスパイスになっています。ライフスタイルはどんどん自由になっている「リビングで勉強するより、カフェの方が集中できる」「在宅ワークは、リビングより半個室のほうが落ち着く」そんなふうに、住まいの在り方も、日々アップデートされているのが今の時代。ならば住まいも、「こうあるべき」から離れて、「自分が心地よいかどうか」で選んでもいいはず。空間の“常識”にとらわれず、住まいも“好き”でつくる時代が来ていると、私たちは感じています。京都の町並みと、やりすぎリノベの共存も可能もちろん京都では、町家や歴史的景観がある地域も多く、「外観を大胆に変える」のは制限されることもあります。でも、室内ならある程度自由が利くのも事実。和の外観と、現代的な室内のギャップがむしろ魅力になるケースもあります。たとえば 和風建築の中に、無機質な素材で構成したLDK 土間を広く取って、ギャラリーのような空間に 暗めの照明と素材で“静かな空気”をつくる寝室こんなリノベも、今は受け入れられる時代になってきました。「やりすぎかな?」と思うくらいが、ちょうどいい。リノベーションで“自分らしい空間”を叶えたい方は、リノファクまでお気軽にご相談ください。あなたの“好き”を、住まいという形にするお手伝いをします。

  • 【京都で住宅リノベ】“そのまま”を活かす、素材の魅力。古さを味に変えるリノベの工夫

    古いものを活かすのは新築では出来ないリノベの良さ。リノベーションの大きな魅力のひとつが、「古いものを活かせる」こと。新築では選ばれにくい古材や傷のある壁も、リノベでは味わいやストーリーを持った素材として捉えることができます。今回は、実際にリノファクが関わった美容室の事例をもとに、“そのままの素材”を活かすテクニックと、その面白さについてご紹介します。解体してわかった“お宝の壁”——階段跡がそのままアートにこの物件は、もともとテナント+住居の複合だったため、玄関から2階へ上がる階段が設置されていました。新たに1階を美容室にリノベーションするにあたり、階段を撤去したところ——なんとも味わいのある壁跡が現れたのです。これを見た瞬間、「これは絶対に残したい!」と。凹凸やコンクリートの質感、構造の名残がそのまま空間の“深み”として活きる素材になりました。これを一から作ろうと思っても、コストも手間もかかり、しかも“狙って作った感”が出てしまいがち。だからこそ、偶然出てきた“本物”を活かすのが、リノベならではの醍醐味です。“汚れ”も“味”に変える。補修のセンスが鍵一方で、「すべてを残せるわけではない」のも事実。同じように古い壁でも、汚れや傷みが強すぎる場合は、そのまま使うのが難しいこともあります。この現場では、もう一方の壁面は補修+整え直しを行い、“素材感は残しつつ、美しく見せる”工夫をしました。クラック(ひび)は埋めるけれど、質感は塗りつぶさない汚れは落としつつ、エイジング風の色むらは活かす木部の染みは削らず、ワックスで落ち着かせるこうした調整により、新品では出せない“時間の味”をまとった空間が完成します。古さと新しさのバランスを取るデザインすべてが古いと、ただの“古びた空間”になってしまう。すべてを新しくすると、リノベの面白さがなくなってしまう。その中間を狙うのが、私たちが大切にしているデザインの考え方です。たとえば 床は無垢材で新調し、壁はあえて古いまま 古材の柱に、モダンな照明を合わせてコントラストを生む 壁の一部を“アート”として残し、他はシンプルに整えるこうすることで、空間に“新しさと懐かしさが共存する”心地よさが生まれます。素材が先に決まるから、グリーンや家具も自然に決まるこの美容室では、あらかじめ「ここにグリーンを置きたい」という要望がありました。それに合わせて、エアコンの吹き出しや光の入り方まで検討し、最適なレイアウトを決定。素材や仕上げが自然なものであるほど、観葉植物やアンティーク家具もよく馴染み、結果的に“つくり込みすぎない居心地の良さ”が生まれます。「残せるかどうか」は現地調査で見極めます「こういう風にしたいんです!」と参考画像を持ってきてくださる方も多いのですが、実際にそれができるかどうかは、現地調査で素材の状態を見てから判断しています。 コンクリートの質感が使えそうか 壁の中に断熱材や配管がないか 補修しても安全性が保たれるかどうか残したい気持ちと、暮らしやすさ・安全性の両方を見ながら、その家にとって最適な“残し方”を一緒に考えています。「築古物件の雰囲気を活かしたい」「素材の味を残してリノベしたい」そんな方は、リノファクまでお気軽にご相談ください。素材探しから一緒に、“今あるものを生かす住まいづくり”をお手伝いします。

  • 【京都で住宅リノベ】DIYしたい方へ。プロに頼る部分と、自分で楽しむ部分のちょうどいいバランス

    DIYにチャレンジしてみたい方へ。「せっかくリノベーションするなら、自分でも手を加えてみたい」そんな声をよくいただきます。自分で壁を塗ったり、棚を取り付けたりすることで、住まいへの愛着がぐっと深まるのは、DIYの大きな魅力です。でも同時に、「どこまで自分でやってもいいの?」「失敗したらどうしよう…」と、不安を感じている方も少なくありません。この記事では、DIYとプロの仕事を上手に組み合わせる住まいづくりの考え方を、リノファクの視点からご紹介します。「DIYやってみたい!」その気持ち、大歓迎です「自分で塗った壁は、プロほどキレイじゃないけれど、味があって気に入ってます」というお声も多く、手をかけたぶんだけ、空間への愛着が増すのは間違いありません。リノファクでも、そんなDIYの気持ちに寄り添った住まいづくりを応援しています。でも、“全部自分でやる”はおすすめしませんDIYに挑戦する際に大切なのが、「やる部分」と「頼る部分」の見極めです。たとえば以下のような工事は、プロに任せる必要があります。 電気工事(コンセントや照明の設置) 水道工事(配管・給排水の接続) ガス工事(法的に専門業者しかできません)また、壁を貼るといったシンプルに見える作業でも、実は「その壁をまっすぐ立てる」こと自体が、非常に高度な技術を必要とします。たとえば 下地の位置を正確に決める 壁の中に配線・配管を通す クロスや塗装がきれいに仕上がるよう“面”を整えるといった工程があり、プロの手が入ってこそ成り立つ構造なのです。たとえば「表面だけ塗る」なら大丈夫それでもDIYを楽しみたい方には、「仕上げだけ自分でやる」という方法があります。たとえば、塗装であれば 下地づくり(パテ処理・養生)→プロに任せる 塗料の選定と塗る作業→自分でトライという分担が可能です。リノファクでは、現場の職人さんと直接やり取りしながら、「どこまでならDIYしてOKか」も柔軟に調整しています。「ここまでやってもらえたら、あとは自分で塗ります」というようなスタイルも、大歓迎です。実際にあったDIY事例の一例これまでにも、こんなDIYをお手伝いしてきました。 家族で壁を塗って、記念に子どもの手形を残した 家具の一部だけを無垢材で自作した 購入した棚板を、職人さんと一緒に現場で取り付けた完成後、「これ、自分で塗ったんですよ」と来客に嬉しそうに話す姿を見ると、私たちまで嬉しくなります。“関わる”ことで、住まいはもっと自分ごとになるリノベーションは、設計者や職人に任せるだけのものではありません。「こうしたい」という気持ちを持ち寄って、一緒に空間をつくっていくプロセスそのものが、リノベの醍醐味だと思います。たとえ一部だけでも自分の手で仕上げることで、家への見え方が変わったり、より深く「自分の居場所」だと感じられるようになります。不安なことも、相談してくださいDIYは楽しい反面、心配もつきものです。でも、「こうしたい」という想いがあるなら、まずは聞かせてください。無理な場合は正直にそう伝えますし、「ここまではできるかも」「こういう材料を使えば安心」といったアドバイスもできます。プロとDIYの“ちょうどいい距離感”を探りながら、世界にひとつの住まいを一緒につくっていきましょう。「ちょっとだけDIYしたい」「どこまで自分でできるか聞いてみたい」そんな方は、リノファクまでお気軽にご相談ください。できる方法、一緒に考えます。

  • 【京都で住宅リノベ】職人の力で家ができる。リノベの現場を支える“見えないチームワーク”

    職人さんとのチームワークがリノベーション成功の鍵。リノベーションと聞くと、図面を引いた設計士や、窓口で相談に乗ってくれるスタッフのイメージが先に浮かぶかもしれません。けれど実際に空間をカタチにしてくれるのは、現場で働くたくさんの職人さんたちです。今回は、あるリノベーション現場での様子をご紹介しながら、普段あまり語られることのない“家ができるまでの舞台裏”をお届けします。一人の大工さんが全部やっているわけじゃない?「リノベって、大工さんが全部作ってるんですよね?」そう思われている方もいるかもしれません。実は、リノベーションは分業制のチームプレーです。構造を組む大工さんだけでなく、電気、水道、塗装、クロス(壁紙)、床張り、家具、ガス、空調……数えきれないほどのプロフェッショナルが、順番に現場に入り、作業を重ねていきます。まずは「解体屋さん」が空間をまっさらにリノベのスタートは、不要な壁や設備を壊すところから。ここでは、解体屋さんが“何を残して、何を壊すか”を見極めながら作業します。古い梁や柱を残す場合は、壊しすぎない技術が必要になることも。墨出しから始まる「大工工事」壁の位置、棚の高さ、天井のライン。これらを正確に決めるのが、大工さんによる墨出し作業です。レーザーを使って水平・垂直を測りながら、柱を立て、壁を組み上げていきます。構造だけでなく、棚板や造作家具、ニッチなど、空間の“骨格”をつくるのが大工さんの役割です。現場では、寸法に対する正確さとスピードの両立が求められます。「電気」「水道」「空調」はタイミングが命見えないところで最初に動くのが、電気屋さん、水道屋さん、ガス屋さん、空調・換気の設備業者さんです。壁を立てる前に、配線・配管の“仕込み”をしておく必要があるからです。コンセントの位置、照明の配線、給湯器の設置場所などを事前に調整し、大工工事が終わった後には、照明器具やスイッチの設置に再び登場します。内装の仕上げは、「クロス屋さん」「塗装屋さん」「床屋さん」空間に色がつき、質感が出てくるのはこのタイミング。塗装屋さんが木部を塗り、クロス屋さんが糊をつけた壁紙を手際よく貼っていきます。床もフローリング材、シート材、カーペットなどに応じて、職人さんが変わります。素材ごとに扱い方や仕上がりが異なるため、専門の職人さんによる繊細な作業が求められます。家具と設備を一緒に仕上げる「合わせ技」も照明付きの棚や、収納内にコンセントを仕込む場合などは、家具職人さんと電気屋さんが連携します。“現場合わせ”でその場の調整が必要なことも多く、職人同士のチームワークが発揮される瞬間です。看板屋さんの出番も、意外とある?住宅リノベでは少ないと思われがちですが、 透明ガラスに目隠しフィルムを貼る 室内ドアにカッティングシートで装飾するなど、看板屋さんの技術が活躍する場面もあります。また、左官屋さんやタイル職人さんなど、“空間に表情をつくるプロ”たちも欠かせません。リノファクの現場は、“顔の見えるチーム”でつくる私たちがリノベーションで大切にしているのは、信頼できる職人さんたちとの継続的な関係性です。長年一緒に仕事をしてきた大工さん、電気屋さん、クロス屋さん……名前も顔もわかっていて、冗談も言い合えるようなチームで現場をつくっています。そうした“空気のいい現場”が、お客様にも安心して工事を見守っていただける理由のひとつです。図面だけではできない、“現場で仕上げる住まい”もちろん、リノベーションは設計がとても重要です。でも、現場での判断や職人さんの経験値によって、図面以上の空間が仕上がることも多々あります。だからこそ、私たちは「現場でのやりとり」も丁寧に、職人さんとの連携を大切にしながら、空間づくりを進めています。リノファクでは、京都で実績ある職人さんと一緒に、住まいづくりを丁寧に行っています。ご相談はこちらからどうぞ。舞台裏も知っていただけると、リノベがもっと面白くなるはずです。

  • 【京都で住宅リノベ】30分の現地調査でも、“暮らしのワクワク”は聞き取れる

    不動産会社様よりリノベーションのお客様をご紹介頂きました。リノベーションの現場は、時にとてもタイトなスケジュールで進みます。とくに中古マンションの購入と同時進行で進める場合、住宅ローン申請や契約期限との兼ね合いから、「限られた時間で、的確に現地調査と打ち合わせをする」必要が出てくることもしばしばです。今回は、ある日曜日の午前中に行われた短時間の現地調査とヒアリングを通じて、リノファクが大切にしている“対応力”と“寄り添う姿勢”についてご紹介します。不動産会社さまからのご紹介で現地へこの日は、大手不動産会社さまよりご紹介いただいたお客様と、街中のマンションで現地集合。ご夫婦とお子様が暮らす予定のその部屋は、築年数のわりにとてもきれいに保たれており、これからの暮らしが楽しみになるような空間でした。今回は、複数社で相見積もりをとられるケースであり、各社が時間を区切って順番に調査を行うスタイル。私たちリノファクは最初の時間帯に伺いました。限られた30分でも、伝わる“暮らしの温度感”現地での調査時間は、わずか30分。スタッフが寸法や給排水、設備の位置を手早く確認している間、私はご夫婦とお話をさせていただきました。奥様からは、 「子どもが遊べるように、室内にうんていをつくりたい」 「ボルダリングもいいなと思ってたけど、今回は断念しました」 「保育園でつくった作品を飾れる場所をつくりたい」そんなふうに、お子様との暮らしを大切にしたいという気持ちが、短い時間の中でもしっかり伝わってきました。ご夫婦ともにお仕事をされていて、お子さまもまだ小さい。「平日に何度も打ち合わせに時間を割くのは難しい」とのことで、今回はLINEグループを使って、スムーズに意思疎通ができる体制で進めることになりました。相見積もりも、納得の家づくりの一部「複数社に声をかけてしまって、申し訳ない気持ちがあるんですが……」と話される方も少なくありません。でも私たちは、相見積もりは当然のステップだと考えています。人生の中でそう何度もない、家という大きな買い物。後悔なく進めるためには、しっかり比較し、納得して選んでもらうことが何より大切です。むしろ、私たちの提案がその中で「やっぱりここがいい」と選んでいただけたなら、それ以上に嬉しいことはありません。平日お忙しい方には、柔軟な対応をリノファクでは基本、土日祝を定休日としていますが、平日にお仕事をされているお客様のために、できる限りスケジュール調整を行っています。LINEでのやりとりや、オンラインでの打合せなど、「いま無理なく進められるペース」でのサポート体制を整えております。今回のご家族のように、お子様のこと、仕事のこと、いろいろな制約の中でも「理想の暮らし」を諦めずに形にしたいというお気持ちに、私たちは最大限寄り添っていきたいと考えています。暮らしの中に“楽しい”が増えていく住まいを短い時間でしたが、うんていや作品を飾るスペースといったご要望には、「生活の中にある楽しさ」を大切にしたいという想いが込められていました。リノベーションは、単に古くなった部分を直すだけの工事ではありません。“こんなふうに暮らせたらいいな”という夢を、現実に近づけていくプロセスです。そのためには、図面や設備だけでは見えない“気持ちの部分”をしっかり汲み取ることが、とても大切だと思っています。リノファクでは、物件探しからリノベーション設計・施工までワンストップで対応しています。限られた時間の中でも、お客様の想いを丁寧にカタチにしてまいります。まずはお気軽にご相談ください。

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