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ARCHIVE 2021年03月
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【京都で住宅リノベ】RCマンションの“素顔”を活かす。コンクリート剥き出しの魅力と注意点
コンクリート剥き出しがカッコいい!「コンクリートの天井、壁。無骨でかっこいい。こんな住まいに憧れる」そんな方にこそおすすめしたいのが、RC造(鉄筋コンクリート造)のマンションを活かしたリノベーションです。ただし、見た目の魅力だけでなく、実際に暮らすことを考えた時には気をつけたいポイントもあります。今回は、店舗設計で数多くRC造のデザインを手がけてきたリノファクだからこそお伝えできる、住まいとしてのRCリノベの楽しみ方と注意点をご紹介します。RC造マンションの“素材感”はやっぱりかっこいい 無骨なコンクリートの壁や天井 柱や梁がそのまま現れている構造 白い塗装や木との組み合わせで魅せるコントラスト私たちがこれまで手がけてきたフレンチレストランや美容室、パーソナルジムの事例でも、コンクリートを活かしたデザインは常に人気があります。素材の“まま”を見せる潔さ。照明の影が落ちるときの立体感。無機質なのに温かみを感じるような空気感。そんな空間を、自宅でも楽しみたいという方が増えています。でも、RC造の住まいで“剥き出し”にするのは簡単じゃない一方で、住宅となると事情が変わってきます。マンションは居住性を重視するため、RC造でもその上からクロスやボードが貼られていることが多く、コンクリートがむき出しで見られる物件は少ないのが現実です。スケルトン状態(内装を全て解体した状態)で販売される物件もありますが、それはごく一部。多くの場合は、「買ってから壊す」=解体工事が必要になります。解体にはコストとリスクが伴うRC造のコンクリートを剥き出しにするには、内装を撤去する必要があり、その分の費用(解体費)が追加でかかります。また、コンクリート面の状態がキレイとは限らないため、剥がしてみたら補修が必要だったり、意図しない配管や配線が出てくることも。つまり、「かっこよさ」を狙うには、一定の覚悟と柔軟な対応が求められるのです。配管剥き出しの“音問題”にも注意もうひとつ忘れてはいけないのが、音の問題です。コンクリートに配管が通っている場合、剥き出しにすると、上階の住人が水を流した音やトイレの音がダイレクトに聞こえてくるケースがあります。見た目のかっこよさを優先して配管も露出にすると、生活音が響きやすくなって、日々のストレスにつながる可能性も。私たちは、見せる部分と隠す部分を上手に分けながら、デザインと機能性のバランスを取るようにしています。残す・塗る・覆う——仕上げ方にも選択肢がある剥き出しのコンクリートにも、いくつか方法があります: 元のコンクリートのまま仕上げにする(ラフで無骨な印象) クリア塗装で保護しつつ素材感を活かす 白などでペイントして柔らかさを出す 一部はボードや木材でカバーし、見せ場だけを残すすべてを剥き出しにしなくても、“見せるコンクリート”のポイントを押さえることで空間全体の印象が変わります。店舗設計のノウハウを、住まいに活かすリノファクは、京都市内で300件以上の店舗づくりを手がけてきた実績があります。特にRC造の物件では、“素材を活かす設計”に多くのノウハウがあります。 魅せる照明の当て方 コンクリートと木・鉄・布などの素材の組み合わせ 配管・配線の処理や音対策そうした技術や発想を、住まいのリノベにも活かしていけたらと考えています。まとめ:コンクリートは“仕上げ”にも“素地”にもなる自由な素材RC造の魅力は、構造そのものをデザインに取り入れられること。ただし、“剥き出し”が必ずしも最適とは限らないことも、現場ではよくあります。見た目だけでなく、機能性や快適さ、暮らしやすさを含めて、「どこを見せて、どこを隠すか」を一緒に考えていきましょう。RC造のマンションを買ってリノベしたい方、「剥き出しの空間って実際どうなの?」と気になっている方は、ぜひリノファクまでお気軽にご相談ください。
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