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ARCHIVE 2021年03月
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【京都で住宅リノベ】築古物件は“お宝の山”?古い素材を楽しむリノベーションの魅力
物件探しはアンティークなお宝さがし!「この物件、だいぶ古いですね」そう言われていたはずの住まいが、実は“味わい深い素材”の宝庫だった——。そんな経験を、私たちは何度もしてきました。リノベーションは、ただ古いものを新しくするだけの作業ではありません。古いものの中にある“価値”を見つけ、活かし、再構築すること。今回は、築古物件だからこそ出会える“お宝素材”と、それを生かす住まいづくりのヒントをお届けします。照明器具、土壁、手すり——当時の職人技が息づいている物件を見に行ったとき、ふと目にとまる古い照明器具や土壁の質感。「これ、今ではなかなか出せない雰囲気だな」と思う瞬間があります。最近では、飲食店の設計で「この雰囲気を再現したい」とリクエストされることも多く、むしろ“自然な経年変化”こそが今の空間づくりで求められる価値になっているのかもしれません。土壁が少し割れていたり、古びたスイッチが残っていたり。そうした“時間の跡”を残すことで、空間に物語性や温かみが加わるのです。“ありふれた”ものが、今となっては“特別なもの”に築古物件にある木の柱やフローリング。当時はどこにでもあった既製品かもしれませんが、今の新築住宅で使われるツルっとした建材とはまったく違う味があります。中には、製材された木材ではなく、丸太のような自然な形状の柱が残っている物件も。塗装やワックスで表情を整え直せば、唯一無二のインテリア素材になります。何気ない“古さ”の中に、誰かが大切に使ってきた時間の積み重ねが感じられる。それこそが、築古物件のリノベの醍醐味かもしれません。スイッチプレートや配線も“残したくなる”存在にときには、スイッチひとつがリノベーションの主役になることもあります。プラスチックのプレートではなく、金属のボックス+磁器のがいし引き配線。今では手に入りにくいアイテムが、現地にそのまま残っていることも。これを丁寧に取り外して再利用したり、アクセントとして壁面に残すという選択も、“素材と共存するリノベーション”としておすすめです。「残す」ことで生まれる空間の深み「全部壊して、新しいもので揃えたほうがラクなのでは?」という声もあります。たしかに、均質な材料を使えば、施工はスムーズで仕上がりもきれいに見えます。でも、リノファクが大切にしているのは、“素材の履歴”が感じられる空間です。たとえば 古い梁はそのまま活かして、白い天井とのコントラストをつくる 傷のある柱にだけワックスをかけて“味”として際立たせる 剥き出しの配線を、あえて見せてデザインに取り込むこうしたアレンジは、新築では決して得られない雰囲気を生み出します。自由に楽しみながら、“今の暮らし”に馴染ませるもちろん、古いからといってすべてをそのまま使うわけではありません。機能的に支障がある部分や、使い勝手の悪い箇所はしっかりと更新しながら、活かせるものは活かす。手を加えるところには、しっかり手を加える。そんなメリハリのあるリノベーションこそが、“古さ”と“今の暮らし”をうまくつなぐ鍵だと感じています。物件探しも、ある意味“お宝探し”です築古の物件には、図面やスペックだけでは見えてこない素材との出会いがあります。 建具の取っ手 古びた木の天井 タイル貼りの洗面スペース 年季の入った鉄製の階段手すりこうした要素に“ときめくかどうか”は、まさに現地での感覚勝負。写真や数値ではわからない“空気感”を確かめながら、お宝探しのように物件を巡ってみてください。「築古物件をうまく活かして暮らしたい」「素材の味を残したリノベをしたい」そんな方は、リノファクまでお気軽にご相談ください。お宝素材を見つける目利きとして、私たちも一緒に探します。
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