リノベーションブログ 【京都で住宅リノベ】無難じゃなくていい。“やりすぎ”くらいがちょうどいいリノベーション
ドルミールさんに学ぶリノベーションテクニック。
「リノベーションって、どこまでやっていいんだろう?」
そう思って、つい無難に、一般的に、万人向けにまとめてしまう——
それはとてもよくあることです。
でも、せっかく“つくる”住まいを選んだなら、ちょっとやりすぎなくらいが、実はちょうどいい。今回は、京都・八坂の塔の近くにオープンした店舗リノベの事例をヒントに、“攻めたリノベ”の魅力をご紹介します。
光と影を活かして空間にギャップを生む
まず入口を入ってすぐに目に入るのは、まるで実験室のようなキッチン空間。黒を基調とした室内に、清潔感ある白の厨房が浮かび上がるように設計されています。
これは“光と影”を使ったテクニック。明るさのコントラストをつけることで、空間に奥行きとリズムが生まれるのです。
住宅でも応用できます。たとえば
- リビングと寝室で照明の色や明るさを変える
- 廊下を少し暗めにして、部屋に入ったときに開放感を演出
- あえて日中は光が届かない場所を“落ち着きの間”にする
こうした工夫が、空間に表情を与えてくれます。
天井をあえて“抜いたまま”の大胆さ
木造建築だったこの物件では、一部の天井を解体し、昔ながらの木組みをそのまま見せる仕上げに。年数を重ねた梁の色味や質感が、現代の素材にはない存在感を放ちます。
階段はモルタル仕上げ、そこにスチールの手すり。この無骨さがまた、木の温かみを引き立ててくれます。
「お店だからできることでしょ?」と感じるかもしれませんが、むしろ住まいこそ、自分の“好き”を優先できる場所。
毎日を過ごす空間だからこそ、自分好みにとことん突き詰めてみる価値があります。
“黒い壁にフラワー”というギャップを楽しむ
室内には、天井から吊るしたプリザーブドフラワーがふわりと広がり、その背景には黒い壁と古材風のフローリング。
そして、その先に広がるのは大きな窓。
この大胆な組み合わせが、「住まい」として見ても、まったく違和感がない。むしろ暮らしを豊かにする“非日常”のスパイスになっています。
ライフスタイルはどんどん自由になっている
「リビングで勉強するより、カフェの方が集中できる」
「在宅ワークは、リビングより半個室のほうが落ち着く」
そんなふうに、住まいの在り方も、日々アップデートされているのが今の時代。
ならば住まいも、
「こうあるべき」から離れて、
「自分が心地よいかどうか」で選んでもいいはず。
空間の“常識”にとらわれず、
住まいも“好き”でつくる時代が来ていると、私たちは感じています。
京都の町並みと、やりすぎリノベの共存も可能
もちろん京都では、町家や歴史的景観がある地域も多く、「外観を大胆に変える」のは制限されることもあります。
でも、室内ならある程度自由が利くのも事実。和の外観と、現代的な室内のギャップがむしろ魅力になるケースもあります。
たとえば
- 和風建築の中に、無機質な素材で構成したLDK
- 土間を広く取って、ギャラリーのような空間に
- 暗めの照明と素材で“静かな空気”をつくる寝室
こんなリノベも、今は受け入れられる時代になってきました。
「やりすぎかな?」と思うくらいが、ちょうどいい。リノベーションで“自分らしい空間”を叶えたい方は、リノファクまでお気軽にご相談ください。あなたの“好き”を、住まいという形にするお手伝いをします。
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