リノベーションブログ 【京都で住宅リノベ】カウンターのある暮らし。暮らし方を自由にする住まいの工夫
お店のようなカウンターを住まいに
「飲食店のようなカウンターが自宅にあったら、ちょっと素敵かも」
そう思ったことがある方にこそ、ぜひ知っていただきたいアイデアがあります。リノベーションでは、カウンターを単なる“食事の場”としてだけでなく、多用途に活かす設計が可能です。今回は、美容室の設計施工事例をベースに、「カウンターのある暮らし」の魅力と、住まいに取り入れる際のヒントをご紹介します。
カウンターは、“使い方の幅”が広がる場所
カウンターといえば飲食店のイメージが強いですが、実は住まいの中でもとても便利な存在です。
- 朝食やコーヒーを楽しむミニダイニングに
- 子どもが宿題をする“並びデスク”に
- お気に入りの本を読んだり、PC作業をしたりする“自分時間”の場に
一つのカウンターが、時間帯や使う人によって、さまざまな顔を持つのが魅力です。
柱を生かした、重厚感のある造作カウンター
今回ご紹介する施工事例では、ナチュラルな空間の中に、古材の柱をつなぎ合わせて造作した重厚なカウンターを設けました。
店舗でありながらも、まるでカフェのような落ち着きと、住宅のような温かみが共存する空間です。
このアイデアを住まいに応用すれば、
- リビングの一角に“ほっと落ち着く居場所”をつくる
- ダイニングテーブルとは異なる、セカンドスペースとして活用する
など、生活にゆとりと変化を生み出す空間がつくれます。
“お店みたいな住まい”を叶えるヒント
私たちはこれまで、美容室やカフェ、物販店など多様なお店をつくってきました。そのなかで、「カフェみたいな塾にしたい」「本屋さんみたいなオフィスにしたい」といった、業態を超えた空間のリクエストをたくさんいただいてきました。住宅リノベーションでも、そういった柔軟な発想はとても有効です。
たとえば
- カウンターにペンダントライトを合わせて“カフェっぽさ”を演出
- 壁に飾り棚をつくり、雑貨や食器をディスプレイ
- ドレッサーの代わりに美容室のような鏡台を設置
こうした“お店っぽさ”を暮らしに取り入れることで、毎日の時間がちょっと特別になるのです。
棚ひとつにも、こだわりを込めて
この美容室では、棚受けの金具を使わずに壁から直接棚板を出す特殊な取り付け方法を採用しました。これは「棚を浮かせることで、壁面に軽やかさを出す」という狙いがあるからです。
住まいでも、見せる収納や飾り棚を設ける際に、こういったデザインの工夫を加えることで、空間の質が一段と上がります。小さなこだわりの積み重ねが、家への愛着を深めてくれます。
どこまでが“家”で、どこからが“お店”かは、自由でいい
今回の施工事例は“美容室”ですが、「お店のような住まい」や「家のようなお店」といった境界をゆるやかにするデザインは、住まいづくりでも増えています。
- リビングの一角にカフェのようなカウンター
- 玄関にショップ風の飾り棚と照明
- キッチンにバースタイルのスツール
こうした工夫は、毎日の暮らしをちょっと楽しく、ちょっと自分らしくしてくれます。
まとめ:カウンターから広がる、暮らしの可能性
カウンターは、ただの家具ではありません。そこに集う時間や、並んで過ごす人との関係、そして自分と向き合う静かな時間。そんな“暮らしの器”として、リノベーションで取り入れてみる価値は十分にあります。
「カウンターのある住まいに興味がある」「カフェのような空間にしたい」そんな方は、リノファクまでお気軽にご相談ください。物件探しからリノベ設計・施工まで一貫してお手伝いしています。
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