リノベーションブログ 【京都リノベ】フローリング選びのリアル
床は部屋の印象を大きく左右する
リノベーションの打ち合わせで、壁の色や照明の位置なども大事なテーマです。
ただ、床は空間全体の印象を変える要素のひとつだと思っています。
「一番大きく変えるのは床です!」と言うと少し言いすぎかもしれませんが、それくらい大事なポイントであることは間違いありません。毎日目に入るだけでなく、裸足で歩いたり、時には横になったり。質感まで暮らしに直結する部分だからこそ、床材の選び方はとても重要なんです。
打ち合わせ終盤に出てきた「床」の話
先日も、最終の打ち合わせ段階でフローリングの話が出てきました。
お客様は「ネットで調べても結局よく分からない」と不安を口にされていて、確かに写真やサンプル一枚だけでは全体像を想像するのは難しいと思います。
そこでスタッフからショールームをご紹介しました。
実際に訪れたあと「本当に行って良かった」とお客様からお話いただきました。
というのも、サンプルでは綺麗に見えていた木目も、広い面積で見ると節や色の違いが思った以上に目立ち、「これはちょっと違うな」と感じられたそうです。結果的には、クリア塗装を施した複合フローリングに決まりました。
無垢フローリングと複合フローリングの特徴
無垢フローリング
メリット
- 木そのものの質感と温かみ
- 経年変化を楽しめる
- 裸足で歩いたときの柔らかさや自然な肌触り
デメリット
- 価格が高め
- 水や傷に弱い
- 反りや割れが起きやすく、メンテナンスが必要
複合(合板)フローリング
メリット
- 価格を抑えやすい
- 反りや割れが少なく安定している
- 傷や汚れにも比較的強く、メンテナンスがしやすい
デメリット
- 木の質感は無垢ほどではない
- 経年変化による味わいは少なめ
選び方に「正解」はない
「無垢か複合か、どっちがいいですか?」とよく聞かれます。
でも本当は、どんな暮らしをしたいかを基準に選ぶことが大切です。
たとえば…
- リビングは家族が集まるから無垢で自然な雰囲気を優先したい
- 寝室や子ども部屋は複合フローリングでコストを抑え、実用性を重視
そんな組み合わせも十分ありです。
一度貼ってしまうと簡単に変えられないからこそ、「生活スタイルに合うか」という視点は欠かせません。
京都特有の気候と床の相性
京都は夏は蒸し暑く、冬は底冷えが厳しい地域です。床材選びにも影響してきます。
冬の底冷え対策
無垢は触れたときの冷たさが和らぎやすい。複合は断熱材や床暖房との組み合わせ次第で快適さを確保できる。
湿気対策
夏場の湿気で無垢は反りやすい。複合は湿気に強く、安定性がある。
地域の気候を踏まえて床材を選ぶことが、京都での快適な暮らしには欠かせません。
実物を体感することが失敗しないコツ
フローリング選びで一番大切なのは、実物を大きな面積で確認することです。
写真や小さなサンプルだけで決めると、あとで「思っていたのと違う」となることも少なくありません。
ショールームで大きな板を見てみる、裸足で歩いてみる、時には横になって肌触りを確かめてみる。こうした体験が、納得できる床選びにつながります。
実際、先日の打ち合わせでも「ショールームで見なければ後悔していた」とお客様から言っていただけました。やっぱり体感こそが一番の近道です。
まとめ:床選びは暮らしづくりの第一歩
フローリングは部屋の印象を大きく左右する要素であり、毎日の暮らしの心地よさに直結します。
- 空間全体の印象を変える
- 毎日触れるから質感が大切
- 気候や生活スタイルとも深く関わる
だからこそ「無垢か複合か」ではなく、自分たちの暮らしに合うかどうかで選ぶのがポイントです。
リノベは単なる工事ではなく、これからの暮らしをデザインすること。床という一見シンプルな選択が、実は住まいの快適さと満足感を大きく左右するんです。
リノファクでは、お客様の暮らしに合わせた素材選びを一緒に考え、ショールーム体験も含めてサポートしています。京都でリノベを考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。