リノベーションブログ 【京都リノベ】中古マンションを買ってからリノベするまでの流れと注意点
中古を買ってリノベしたい方へ。京都で失敗しないための最初の一歩。
「中古+リノベ」って、実際どう進めたらいいの?
最近、ご相談で増えてきたのが「中古マンションを買ってリノベしたいんですが、何から始めたらいいですか?」という声。
確かに、物件を買ってから考えようと思っていると、あとから「このマンションは思ったように工事できないんです」とか「管理規約で水回りが動かせないらしくて…」なんて話になって、理想の暮らしとズレが出てしまうこともある。
そこで今回は、京都で中古マンションを購入してリノベーションしたい方向けに、「進め方の流れ」と「注意点」をわかりやすくまとめました。
1. 物件探しの前に「どんな暮らしがしたいか」を描いてみる
意外と見落とされがちですが、「どんな間取りがいいか」よりも「どんな暮らしがしたいか」からスタートするのがおすすめです。
たとえば:
- 在宅ワークに集中できる書斎スペースが欲しい
- 家族が集まる広めのリビングが欲しい
- 家事動線をスムーズにしたい
こうした暮らしのイメージがあると、リノベーションの方向性が明確になり、物件の選び方にもブレがなくなります。
2. 「リノベ前提」で物件を探すときに気をつけたいこと
マンションによって、リノベーションでできること・できないことには差があります。
たとえば:
- 管理規約で水回りの移動が禁止されているケース
- 壁式構造で、間仕切り壁が抜けない場合
- 天井の高さや構造上の制約で、配線や照明が自由にできないことも
このあたり、先日テレビ番組『突破ファイル』でも紹介されていました。 管理組合の規約変更によって、一時はやりたいリノベができず物件価格も大きく下がってしまった…というケース。 結果的には住民の合意で規約を元に戻し、価格も回復したとのことでしたが、こうした「規約の影響」は想像以上に大きいものです。
つまり「外観はよくても、希望通りの間取りにできない」ということがあるというわけですね。 物件選びの段階でリノベの可能性もあわせて見極めていくことが大切です。
3. リノベ費用の見積もりは、早めにざっくり把握を
「物件価格+リノベ費用」で、当初の予算をオーバーしてしまう方も少なくありません。
たとえば、2,500万円の中古マンションに800万円のリノベをした場合、総額は3,300万円。 そこに諸経費や税金なども加わると、さらに膨らむこともあります。
ただ、今はリノベーションへの理解も広がり、金融機関も以前より柔軟に対応してくれるようになってきました。 新築でなくても、しっかりとした計画があれば融資が受けやすくなっています。
そのため、「トータルでいくらかかるか」「どこにどれだけお金をかけるか」を早めに整理しておくことで、安心して進められるようになります。
4. 最近は「購入前に相談」が当たり前に
リノファクでも「物件はまだ決まっていませんが相談できますか?」というお問い合わせが増えています。
むしろ、そのタイミングがベストです。 不動産仲介と設計・施工を一貫して行っている私たちだからこそ、
- この物件なら、どんなリノベが可能か
- どれくらいの工事費用がかかりそうか
- 規約や構造の確認ポイント といった実務ベースのアドバイスが最初からできます。
まとめ:中古+リノベで大切なのは「暮らし」から考えること
「京都で中古マンションを買ってリノベしたい」——そんな方にとって、一番大切なのは「暮らしのイメージ」を持つこと。
物件を買ってから考えるのではなく、まずは「どんな風に暮らしたいのか」からスタートする。 そうすることで、物件選びもスムーズになり、間取りや素材の選択も迷いにくくなります。
以前、「家具はすべてDIYでつくる予定だから、とにかく広い空間が欲しい」というお客様がいました。 結果として、大胆に間仕切りを外したワンルームのような空間ができあがり、しばらくして訪れたときには見事な造作家具の数々でギャラリーのようになっていて驚きました。
リノベーションの魅力は、「住まいを自由にデザインできること」。 そして、その自由をどう活かすかは、「どんな暮らしをしたいか」にかかっています。
京都での中古マンション購入+リノベをお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。 小さな疑問や不安からでも、丁寧にお話をお聞きします。