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  • 京都で中古マンションを買ってリノベーションする流れ

    京都で住まいを探していると、「新築マンションは価格や立地の面でなかなか選びにくい」「中古マンションを買って、自分たちらしくリノベーションするのはどうだろう」と考える方も多いのではないでしょうか。中古マンション+リノベーションは、選択肢が広がる一方で、物件探し・資金計画・管理規約・工事内容を分けて考えると、あとから迷いやすい進め方でもあります。大切なのは、物件を決めてからリノベーションを考えるのではなく、物件探しの段階から「どんな暮らしに整えたいか」まで一緒に考えておくことです。この記事では、京都で中古マンションを買ってリノベーションする場合の基本的な流れと、購入前に確認しておきたいポイントを整理します。目次 中古マンション購入+リノベーションの流れ 物件を見る前に整理しておきたいこと 内見時に確認したいリノベーションのポイント マンションリノベーションで注意したい管理規約 費用は「物件価格+工事費+諸費用」で考える 京都で中古マンションを選ぶときの視点 購入前から相談すると整理しやすいこと中古マンション購入+リノベーションの流れまずは、全体の流れをつかんでおきましょう。 暮らし方と優先順位を整理する 物件価格とリノベーション費用の総予算を考える エリア、沿線、学区、管理状態から物件を探す 内見時にリノベーションの可能性を確認する 管理規約と工事申請の条件を確認する 設計プランと概算費用を検討する 購入判断、ローン、契約を進める 管理組合への申請、近隣対応、工事準備を行う 工事、引き渡し、暮らし始め中古マンションのリノベーションでは、物件そのものの条件だけでなく、管理規約や共用部分の制約、工事できる範囲、予算の組み方も大切になります。「この物件が気に入った」だけで決めるのではなく、「この物件で、自分たちが望む暮らしに近づけられるか」を確認することが大切です。物件を見る前に整理しておきたいこと中古マンションを探し始める前に、まず整理しておきたいのは「どんな暮らしをしたいか」です。たとえば、以下のようなことです。 家で過ごす時間をどのように使いたいか 仕事、家事、子育て、趣味の場所をどう考えるか 今の間取りで不満に感じていることは何か 将来、家族構成や働き方が変わる可能性はあるか 絶対に変えたいことと、変えなくてもよいことは何かリノベーションというと、間取りやデザインを先に考えたくなりますが、その前に暮らし方の優先順位を整理しておくと、物件を見る基準がはっきりします。また、予算についても、物件価格だけで考えないことが大切です。購入費用、リノベーション費用、諸費用、引っ越し、家具・家電、暮らし始めた後の余白まで含めて考えておくと、無理のない判断がしやすくなります。内見時に確認したいリノベーションのポイント中古マンションを内見するときは、日当たりや眺望、駅からの距離だけでなく、リノベーションのしやすさも確認しておきたいところです。特に見ておきたいのは、以下のような点です。 間取り変更がしやすい構造か 水まわりの移動に制約がないか 床材や遮音性能にルールがあるか 配管、換気、電気容量に問題がないか 窓、玄関扉、バルコニーなど共用部分に関わる部分を変えようとしていないか 管理状態や修繕履歴、長期修繕計画はどうか マンションの場合、室内に見えている部分でも、自由に変えられるとは限りません。とくに水まわり、床、窓、玄関扉、バルコニーなどは、建物全体や他の住戸との関係があるため、事前確認が必要です。マンションリノベーションで注意したい管理規約マンションのリノベーションでは、管理規約の確認が欠かせません。管理規約には、工事できる時間、使用できる床材、工事申請の方法、近隣への案内、共用部分に関わる制限などが定められている場合があります。国土交通省のマンション標準管理規約でも、専有部分の修繕等について管理組合の承認を前提とする考え方が示されています。ただし、実際のルールはマンションごとに異なります。「室内だから自由に工事できる」と考えず、購入前に管理規約や工事申請の条件を確認しておくことが大切です。費用は「物件価格+工事費+諸費用」で考える中古マンション購入+リノベーションでよくある失敗のひとつが、物件価格に予算を寄せすぎてしまうことです。物件を買ったあとに、思っていたよりも工事費が必要になったり、設備や配管の更新、床や壁の下地調整などで費用が増えたりすることがあります。予算を考えるときは、少なくとも以下を分けて見ておきましょう。 物件価格 購入時の諸費用 リノベーション工事費 設計費や申請に関わる費用 引っ越し、家具、家電 入居後の修繕や暮らしの余白京都で中古マンションを選ぶときの視点京都で中古マンションを探す場合、エリアや沿線、学区、駅距離はもちろん大切です。ただ、それだけでなく、普段の暮らし方との相性も見ておきたいところです。たとえば、通勤や通学のしやすさ、買い物のしやすさ、休日の過ごし方、近くにあるお店や公園、街との距離感。そうした日常の積み重ねが、住まいの心地よさにつながります。また、古いマンションには、今の新築にはない立地や広さ、落ち着きがあることもあります。一方で、管理状態や修繕計画、共用部の状態はしっかり確認する必要があります。古い建物の良さと、確認すべきリスクを分けて見ること。それが、中古マンションを選ぶうえで大切な視点です。購入前から相談すると整理しやすいこと中古マンションを買ってリノベーションする場合、物件を決めてから相談するよりも、物件探しの段階から相談した方が整理しやすいことがあります。たとえば、以下のようなことです。 この物件で希望する間取りに近づけられるか 水まわりや床材に制約がありそうか 物件価格と工事費のバランスは無理がないか 管理規約上、事前に確認すべきことは何か 自分たちの暮らし方に合う物件かリノファクでは、物件探しからデザイン、設計までをワンストップで考えることを大切にしています。物件を「買うかどうか」だけでなく、その場所でどんな暮らしができるかまで一緒に見ていくためです。お店づくりで培ってきた、使い方から空間を考える視点を、住まいにも活かす。けれど、先にあるのはデザインではなく、その人たちの暮らしです。まとめ|物件探しとリノベーションは分けずに考える京都で中古マンションを買ってリノベーションする場合は、物件探し、資金計画、管理規約、設計の可能性を分けずに考えることが大切です。気に入った物件を見つけることも大切ですが、その物件で本当に望む暮らしに近づけられるか。予算に無理はないか。管理規約や工事条件に問題はないか。そうしたことを購入前に確認しておくことで、判断はずっとしやすくなります。住まいは、物件だけで決まるものではありません。そこでどんな時間を過ごしたいか、どんな暮らしに整えていきたいかまで含めて考えることが大切です。京都で中古マンションを買ってリノベーションしたい方へリノファクでは、物件探しの段階から、リノベーションの可能性や予算の考え方を一緒に整理しています。気になる物件がある方、これから探し始める方も、まずはお気軽にご相談ください。来店予約はこちら/物件検索はこちら※管理規約、工事可否、費用、ローン、制度などは物件や時期によって異なります。具体的な判断は、各物件の資料や管理組合への確認、専門家への相談をもとに行ってください。

  • N邸様リノベーションの工事現場へ

    15年前の“たった一本の電話”の続きこんにちは。コトスタイルの穴澤です。今日はN邸様の現場へ、進捗の確認に伺ってきました。ちょうどこの日は塗装屋さんが入っていて、久しぶりに現場でゆっくり話ができました。創業の頃からずっとお世話になっている職人さんで、「いつかちゃんと書きたいな」と思っていた人。今日、現場で気づけば1時間くらい話していました。こういう時間って、現場に行かないと手に入らないんですよね。15年前、京都で“何もないところ”から始めた話15年前、僕はコトスタイルという会社を京都で立ち上げました。やりたかったのは「デザインと工事だけ」じゃなくて、物件探しから出店までを一緒に走れる会社をつくること。店舗づくりの土台は東京で学ばせてもらったし、不動産のことは大阪で鍛えてもらった。だから京都に戻ったとき、言い方は悪いですけど…京都には、僕の“仕事の土台”がほぼ何もなかったんです。今思えば、まあまあ無謀なスタートやったなと思います。タウンページ片手に、ひたすら断られた日々創業して最初にやったのが、タウンページを見ながら職人さんに片っ端から電話することでした。「見積もりお願いできませんか」って。返ってくるのは、だいたいこんな感じです。「うちはそういうの、受けられへん」「今、忙しいから」「仕事ないんでしょ?」そりゃそうですよね。実績もない。紹介もない。僕の熱量だけで仕事が増えるなら苦労しない。でも当時は必死で、「これ、めっちゃやばいやん…」って思いながら電話をかけ続けてました。正直、心が折れかけた瞬間もありました。「会社なんて作らん方がよかったんちゃうか」って、頭の片隅でよぎるくらいには。その中で、ひとりだけ“違う返事”をくれた人そんな時に、唯一反応が違ったのが今日の塗装屋さん、Sさんです。Sさんは電話のあと、事務所まで来てくれて。「俺は、君みたいな話がしたい」そう言って、僕の話を2時間くらい聞いてくれました。そして最後に、「お前の考えてること、おもろいな。俺が手伝ったるわ」…あの言葉は、今でも忘れません。そこからSさんが、仲の良い職人さんをたくさん紹介してくれて、少しずつチームができていきました。言い切っていいと思うんですけど、僕たちが今ここにいるのは、Sさんとの出会いがあったからです。「最近、現場来てへんな?」って言われて、ぐうの音も出ない今日、久しぶりに現場で会って最初に言われたのが、「社長、現場来んの久しぶりちゃうか?」いや最近は行くようにしてるんです…って返したんですけど、塗装屋さんと現場でがっつり話すのは、確かに何年ぶりやろ…って感じでした。それに、Sさんが会社のことも色々知ってるんですよ。スタッフと日頃から会話してくれてるんやな、っていうのが伝わってきて。「まあでも、今日社長と話できてよかったわ」最後にそう言ってくれたのが、なんか沁みました。会社って、結局“現場でできてる”んですよね。スタッフだけでもなく、僕だけでもなく、職人さんだけでもない。ワンチームでつくっていくものやな、と改めて感じました。塗装が入ると、空気が変わる工事自体も、めちゃくちゃ良い感じでした。サッシから入る光も気持ちよさそうで、仕上がりが想像できる瞬間が増えてきた。天井の木部がすごくいい表情で残っていて、そこにきれいに塗装が乗っていく。このコントラストは、絶対に良い空間になるな…って確信が持てました。帰り際、Sさんに「塗ってるとこ、写真撮っていいですか?」って聞いたら、「今から飯食うとこやのに…まあええよ。ローラーの方がええか?笑」って、ノリよく構えてくれるあたりも最高です。“道具”を見ると、職人の凄さがわかる塗装って、ぱっと見「自分でもできそう」って思う人もいるかもしれません。でも現場で道具を見ると、すぐわかるんですよね。準備の精度が違う。道具の揃え方、並べ方、使い分け、塗料の種類。同じ“白”でも、場所や素材によって選ぶものが全然違う。こういう“見えない差”が、仕上がりを決めるんやなと思います。しかもSさん、聞いたら何でも教えてくれる。そういう意味でも、僕たちにとって欠かせない存在です。また、現場で話そう久しぶりに塗装屋さんと話せて、本当によかった。現場のことだけじゃなく、会社のことも含めて、もう一回ちゃんと整えていこうと思えました。N邸様の工事も、ここからさらに仕上がっていきます。担当のムラカミくんも、相変わらず良い仕事をしてくれているので安心です。また節目で現場に顔を出して、レポートしますね。リノベーションのお問い合わせはこちらより

  • 年末年始明け、現場がまた動き出しました

    円町の戸建てリノベ、1階リビングを主役にきょうの現場の空気年末年始を挟んで、円町のリノベーション現場が再始動しました。今回手がけているのは、戸建ての中古住宅。昨年から解体を進め、いったんスケルトン(構造が見える状態)にして、補強や見えない部分のメンテナンスを丁寧に積み上げてきました。ここからはいよいよ「つくっていく」段階へ。木の表情が見えるこの途中の時間が、個人的にはいちばん好きかもしれません。年末年始の止め方・始め方工事を一時中断する年末年始は、どの工程で止めるか/どの工程から再開するかの設計が重要になります。雨仕舞い、開口部の仮設、資材の保管、近隣への配慮まで、細かい取り決めをお客様と共有。担当のムラカミくんが前後の工程をしっかり押さえてくれていて、安心して年を越せました。朝いちの打ち合わせ今朝は少し早く現場に着いたので、静かな室内で構造の納まりを確認していると、お客様も到着。11時の打ち合わせに合わせて、ムラカミくんとサッシの高さを最終調整しました。高さは数センチで“見え方”が変わるところ。外の景色、室内の家具計画、窓台の使い勝手まで想像しながら決めていきます。図面やパースでは伝わりづらいところですが、こうやって現場で一緒に確認する時間が、仕上がりの納得感をつくると思っています。1階リビングを主役に今回のテーマは、1階に広くて使いやすいリビングをつくること。リビングの面積を確保する分、収納や水回りは“必要十分”に整理。動線は回遊しすぎず、まっすぐで迷わないことを大切にしています。広さの体感は、数字だけでなく歩数や振り返り回数で決まってくるので、キッチン〜ダイニングの直線性や、洗面〜浴室の距離も短く整えています。図面と現場を行き来する設計段階で入念に打ち合わせを重ねつつ、現場での再確認は必ず挟みます。図面上の最適と実際の空間の最適は、ときどきズレます。だから「図面に書いてあるから…」ではなく、図面を**“物差し”として会話を深める**。その方が、現場での気づきが増えて、理想に近づくスピードも上がるはずです。見えないところほど丁寧に解体後は、柱・梁・耐力壁の位置や既存配管の状態がはっきりします。実は現調の時点で、排水の一部に地中陥没の兆候が見つかり、ムラカミくんが何度も通って確認。着工前に復旧コストを見込めたので、お客様も早めに調整できました。それでも解体後にもう一度確認するのは、二重のチェックが結局いちばんの近道だと考えているから。見えないところの積み重ねが、後の安心につながります。これからの進み方この先は、断熱・配線・下地を整えて、フローリングや壁、キッチンなど仕上げ・設備へ入っていきます。壁が抜けて空間がつながると、図面では伝わらなかった“広さの実感”がスッと立ち上がるはず。節目ごとにまた様子をお伝えします。ご相談は対面でどうぞリノファク(コトスタイルの住まいリノベーションライン)は、物件探し→設計→施工→アフターまでワンストップで伴走します。ご相談は基本対面。ご訪問でも、ご来社(四条西洞院のオフィス)でも。カフェのような雰囲気で、図面や写真がなくても大丈夫です。まずは気になることをお聞かせください。ご相談フォームはこちら

  • 円町の現場レポート

    1階リビングを主役に、すこしずつ形に逆転劇に背中押される先日の日本代表対ブラジル。前半0−2から後半に3点で3−2。初勝利の夜でした。短い時間でも修正して積み上げれば景色は変わる——その感覚に背中を押されて、現場でも一つずつ丁寧にいこう、と思いました。解体で素の姿を診る円町の住まいリノベは解体工事から本格スタート。解体は「壊す」だけではなく、次工程の精度を上げる診断の時間です。柱・梁、耐力壁、既存の配管や配線の状態を目と手で確かめ、図面の前提を一つずつ検証していきます。現調の段階で排水の地中陥没が疑われ、担当のムラカミくんが複数回の確認を重ねて早期に共有。着工前に復旧費と工程を事前計上でき、お客様も費用調整の目処が立ちました。それでも解体後の“素の状態”で再度入念に確認——二重のチェックがいちばんの近道だと考えています。無理なく広いLDKテーマは「1階に広く使いやすいリビング」。正解はひとつではありません。ご家族の暮らし方に合わせて、どっちをどう選ぶかを一緒に整えていきます。 面積配分:収納は“必要十分”にまとめ、体感の広さに面積を譲る。 動線設計:回遊しすぎないシンプルさで、行って戻る歩数を減らす。 光の設計:午後の居場所が気持ちよくなるよう、窓と壁の取り合いを整理。図面では入念に打合せを重ねつつ、現場での再確認を必ず挟みます。図面の最適と実空間の最適には小さなズレが出ます。だから「図面に書いてあるから…」ではなく、図面を“物差し”に会話を深める。そのほうが現場での気づきが増え、理想に近づくスピードが上がります。水回りと家事動線リビングを広く取る鍵は、キッチン・洗面・浴室の再配置。配管経路を短く整理し、段差や距離を最小化。キッチンとダイニングは直線でつなぎ、振り返り回数と歩数を減らします。京都の木造住宅は既存配管のクセが強い場合もあるため、設計と現場判断の往復を前提に、無理のないラインを探ります。抜け感は数センチ天井高さは抜け感をつくる要素。梁を見せるか隠すかは、構造の合理性と暮らしの視界のバランスで決めます。今回はサッシ入れ替えも行うため、高さの基準を何度も見直しました。外の見え方、家具配置、窓台の使い勝手——数センチで毎日の気分が変わるので、図面・現場・簡易モックの三段構えで詰めています。音と搬入に配慮住宅が集まるエリアでは、音・粉塵・搬入への配慮が基本。作業時間帯の調整、搬入ルートの事前周知、共用部の養生、毎日の清掃を徹底し、工事と近隣対応を同期して運営します。次工程で広さ立つ壁が抜けて空間がつながると、図面では伝わりにくかった“広さの実感”が立ち上がります。このあと断熱・配線・下地を整え、フローリングや壁、キッチンなど仕上げ・設備へ。節目ごとに短いレポートでお知らせします。ご相談は対面でリノファクは、物件探し→設計→施工→アフターまでワンストップで伴走します。ご相談は基本対面。ご訪問でもご来社(四条西洞院)でも大丈夫です。カフェのようなオフィスで、図面や写真がなくても、まずはゆるりと雑談からどうぞ。 ▶ご相談フォームへ

  • 【京都リノベ】町家・景観・気候…京都だからこそ気をつけたいこと

    京都でリノベを考えるときに大事な視点リノベーションを考えるとき、まず気になるのは「相場はいくらくらい?」「どんな仕様ができる?」といったお金やデザインの話だと思います。でも京都では、それだけでは済まない独自の注意点があります。 景観条例や地域のまちづくりルール 町家リノベならではの構造・断熱の問題 京都特有の気候(夏の暑さ・冬の底冷え) 地域との関わり(町内会や近隣付き合い)これらを理解していないと、あとで「聞いてなかった…」と困ることもあります。景観条例と町家リノベのむずかしさ京都には景観条例や地域ごとのまちづくり協議会があります。実際、私が仲介したお店では、外壁をピンクに塗ったところ、行政から塗り直しの指導を受けたケースがありました。DIY感覚でやってしまうと「後から直してください」となることも。京都では事前確認がとても大切です。また町家リノベでは「梁を見せたい」「天井を高くしたい」という要望が多いですが、そのままでは夏は暑く、冬は寒い。断熱材を仕込む・一層空間を工夫するといった対応はマストです。梁を魅せながら断熱性能を確保するには、大工さんの細やかな技術と工夫が必要になります。京都の気候はリノベの天敵?京都の夏は異常な暑さ、冬は底冷え。これは暮らしている人なら誰もが実感していることだと思います。特に最近は、通常のエアコン容量では足りないケースが増えています。空調の専門家と相談して容量を上げたり、大型のエアコンを導入したりと、気候に合わせた設備計画が必須です。実際に「エアコンが効かない」という相談をいただくこともあります。道幅・接道条件・搬入のむずかしさ京都の街は道幅が狭いエリアが多く、建築基準法上の接道条件や工事中の搬入計画に注意が必要です。幸い、地元の職人さんはこうした環境に慣れている方が多く、狭い道でも工事が進められるよう事前に工夫をしてくださるので、とても助かっています。初めて京都でリノベする方は「こんな場所で工事できるの?」と不安になることもあると思いますが、経験ある施工者を選ぶことで安心感は大きく変わります。町内会や地域との関わり方もう一つ見落としがちなのが、地域との関係性です。売買の際には、売主さんに「町内会の状況」を確認することをおすすめしています。エリアによっては町内会の役割が重いところもあり、参加が必須のケースもあります。子育てや仕事と両立しながら地域の役を担うのは負担ですが、やはり近隣との関係性は住むうえで欠かせません。京都リノベで大切なのは「ハード」と「ソフト」の両立リノベを考えるとき、間取りやデザインなどハード面ばかりに目が行きがちです。でも京都では、一緒に住む家族や近隣との関係性=ソフト面も同じくらい大切です。考えすぎても正解は出ませんが、話し合いを重ねることで納得できる住まい方に近づけます。リノベは空間をつくるだけでなく、これからの暮らし方をデザインする行為でもあるのです。まとめ京都リノベの注意点は、景観条例・町家の構造・気候・地域との関係性など多岐にわたります。「相場はいくら?」だけで考えるのではなく、京都という街でどう暮らすかを基準に計画することが大切です。リノファクでは、物件探しから設計・施工、そして地域との関わりまで、京都での暮らしを一緒に考えながら進めています。安心してご相談ください。

  • 【京都リノベ】家族で話しにくい「住まいのこれから」どうする?

    家の話、ちゃんとできてますか?お客様と話していて、時々こんなことを言われるんです。「夫婦で住まいの話をすると、意見が合わなくてモヤモヤするんです」それ、すごく自然なことなんですよね。一緒に暮らしているとはいえ、住まいに対して求めるものは人によって違います。たとえば、奥さんは収納を増やしたい。でも、旦那さんは趣味の部屋を優先したい。どっちが正しいって話ではなくて、「何を大切にしたいか」が違うだけだったりする。大切なのは、無関心なふりをしないこと。話し合いの中で主張したことって、あとから「やっぱりあれでよかったな」と納得につながることも多いです。この“話す”という過程そのものが、リノベーションの準備としてすごく大切なんです。「どうリノベするか?」ではなく、「どんな暮らしがしたいか?」という視点で話すと、ぐっと前向きになるんじゃないかなと思っています。【ポイント1】まずは「意見が違ってあたりまえ」だと思ってみる価値観やライフスタイルは、人それぞれ。家族でも、同じ方向を向いていないことは多いです。だから、「意見が違う=ケンカになる」ではなくて、「違うからこそ、それぞれの視点を持ち寄れる」と考えるだけで、対話のハードルが少し下がるんじゃないかと思います。「正解を決める」よりも、「お互いの優先順位を理解し合う」ことが第一歩。方向性が共有できると、そのあとの選択がぐっと楽になります。これはお店のブランディングでも同じで、世界観が定まると選ぶ素材や色、レイアウトも自然と決まってくるんです。リノベもまさにそれと同じ。「どっちを選ぶか」よりも、「どこに向かうか」を揃えることが大事。【ポイント2】大きな話より、小さなことから話すいきなり「どんな家に住みたい?」と聞くと、ちょっと重たいんですよね。たとえば、こんな聞き方ならどうでしょう? 「今の家でちょっと不便に感じてることある?」 「もし子どもが個室欲しいって言い出したら、どうしようか?」 「リビング、もうちょっと広くできたらうれしいよな?」あるいは、こんな事例もありました。 小学生の兄弟が毎朝取り合いする洗面台、もう一つ増やせる? 夕飯どきになるとリビングが混雑するから、キッチンと一体で広げられないか? 冬寒い玄関にベンチと収納スペースをつけたいという声もありました。小さな不満や気づきを共有することが、大きな理想の話につながる入口になることもあります。【ポイント3】プロに話すことで、整理されることも自分たちだけで話していると、堂々巡りになることも。そんなときこそ、プロに話してみるのもひとつの手です。リノファクでは、雑談みたいな話から始めることも多いです。「最近、洗濯物干す場所がなくて困ってて」とか、「在宅ワークになってから、集中できる場所がほしくて」とか。そんな話の中から、住まいのあり方が少しずつ見えてきます。「何をどう変えたら快適になるか」を一緒に探していくこと。これもリノベの大事なスタートだと思っています。ちなみにリノファクには、最近まで学生だったスタッフから、子育て真っ最中のスタッフまで、いろんな世代がいます。正解がないからこそ、そんな多様な視点をぜひ活用してほしいなと思ってます。まとめ:「話すこと」からしか始まらない住まいのことを話すって、ちょっと照れくさいし、面倒なときもあるかもしれません。でも、話さないまま進めると、「あれ、こんなはずじゃなかったのに」というズレが起きやすい。だから、まずは話してみること。小さな話でもかまいません。それが、納得できる住まいづくりの第一歩になると思っています。「うまくまとまってなくても大丈夫です」私たちはそんな気持ちから、いつも聞かせてもらっています。

  • 【京都リノベ】リノベしたいけど何から始めたらいいか分からない人へ

    迷うのは、あたりまえなんですこの前もね、とあるお客様との打ち合わせで「リノベ、興味はあるんですけど、何から始めたらいいんでしょうか…?」っていう話が出まして。これ、本当に多い相談なんです。実は僕自身、家族で住まいのこと考える時に同じことで悩んだことがあって。物件から見た方がいいのか、プランから考えた方がいいのか、どこに相談したらいいのか。最初はぐるぐる迷ってました。そして、実際に興味はあっても「物件がないと相談しに行っちゃいけない」と思ってる人が意外と多い。そんな決まりはどこにもないんですけどね。だからこそ、そんな「入り口でつまづいている人」に、少しでも安心して進めてもらえるように、今日はちょっとお話してみようと思ってます。【ポイント】リノベの入り口は一つじゃない 物件が決まっていなくてもOK「物件買ってから相談に行かないとダメですか?」とよく聞かれますが、そんなことありません。むしろ早めにリノベ視点で物件探しをする方が結果的にスムーズなケースも多いです。 今の家を直す選択もあり引っ越し一択じゃなく、今の家をどう活かすかという視点も忘れないでほしいなと。特に京都は町のつながりや学区の影響が大きいので「今の土地で暮らす良さ」も大事な判断軸になります。 プランから相談してもいいどういう暮らしがしたいか、まだ曖昧でも大丈夫。たとえば「大きなダイニングが欲しい」「家事動線をもっと楽にしたい」みたいな話から一緒に整理していくことも多いです。情報収集に疲れすぎないことも大事WEBや雑誌でたくさん情報を集めてる人、ほんと多いです。めちゃくちゃ頑張っておられる。でも、これがちょっと落とし穴になることも。リノベーションって、本当に自由なんです。だから、たくさんのアイデアを集めて、それを「どこをやる?どこをやらない?」と整理する作業がすごく大事になってきます。自分に合ったリノベってなんやろ?と、時には引いた目線で見ることも必要やと思います。「うちに合うリノベって何だろう」を一緒に見つけていくリノベは「理想の家の形が見えてから始める」ものじゃなくて、「考えながら作っていく」ものだと思ってます。以前のお客様で、自分で家具を作れる方がおられました。その方はとにかく広いリビング重視。「この壁抜けます?」ばっかり聞かれてました(笑)でも、出来上がったときにはズドーンと広いリビングで、久しぶりにお伺いしたら、その空間に自作の造作家具がめちゃくちゃ映えてて。「これはすごいな」って思いました。二階は一切触らず、昔ながらの和室のまま。それもその人らしくて「全部やらなくてもいいんやな」と感じた事例です。まとめ:「最初の一歩」は、話してみることかもしれませんもし「何から始めたらいいか分からないな」と思っているなら、まずは話してみるところから始めてみてください。リノファクに相談に来られる方の多くも、最初はそこからスタートしてます。一緒に考えて、一緒に悩んで、そして少しずつ自分たちらしい住まいの形が見えてくる。そんなプロセスを、一緒に歩いていけたらうれしいなと思ってます。ちなみに、DIYを楽しむ方も増えてます。お子さんの足跡を玄関のセメントに残したり、手の跡をペタッと入れてみたり。そんなのも絶対思い出になりますよね。実は、そういう事例こそWEBに落ちてたりもします。情報収集も、楽しみながらやるのが一番かなと。

  • 【京都リノベ】住んでからも「ここから」がスタート。暮らしの育て方

    住み始めてからが本当の“つくる”時間 リノベが完成して引き渡しを迎える日。あの日は一つの区切り。でも、僕らの感覚としては「ここからが本当のスタートかもな」と、毎回思うんです。暮らしは毎日の積み重ね。その中で家も少しずつ“育っていく”ものやと思っていて。【ポイント】住んでから気づくことは、僕たちにとっても学びです実際に暮らしてみて、「ここ、もう少しこうしたらよかったかも」「使ってみたらちょっと違和感がある」そんな声が出てくるのは自然なことやと思います。それって僕たちにとってもすごく学びになるんです。次の提案にも活きてくるし、気づけなかった視点を教えてもらえる貴重な機会でもあります。もちろん、中には費用が発生するものもあるかもしれません。でもその時は「なぜ費用がかかるのか」をちゃんと納得できる形でお伝えしますし、逆に費用をかけずに対応できるものはしっかり対応します。モヤモヤしたままより、まずは話して明快に終わる方が、お互いに気持ちがいいと思うんです。だから、ぜひ遠慮なく教えてください。暮らしの変化に合わせて、家も育てていくお子さんの成長に沿って「そろそろ部屋の使い方を変えたい」とか、「収納をもう少し増やしたい」といったご相談。これも何よりうれしいことなんです。僕たちの中にも子育て中のスタッフがいます。僕自身、創業した時に0歳だった長男が今や中学3年生。次男は小6、長女は小4になって、正直部屋もだんだん手狭になってきています。妻も最近は収納に困っていて、メルカリがすごく活躍していたりして。そんな話題が現場でも出たりすると、お互い共感できるところがいっぱいあります。SNSやLINEでつながって、気軽にやりとりできる関係になれると、それがまたハッピーなんですよね。【大切にしていること】相談は“ちょっとしたこと”こそ大歓迎実は、お客様から「ちょっと大きな相談かもしれないんですが…」と話していただいたことが、僕たちにとっては全然そんなことなかった、というケースもよくあります。あるいは、その相談をきっかけに新しいリノベーションのアイデアにつながることもある。だから引き渡し後のコミュニケーションって、本当に大切やなと思っていて。暮らしが広がる場もつくっていきたいそれからもう一つ。コトスタイルはお店づくりの会社でもあるので、協力してくださる飲食店さんもたくさんいらっしゃいます。お客様どうしでつながる場がつくれたら楽しいなと、ずっと思っていて。たとえば、子育て中の方が集まって、フリーマーケットを開いてみたり。僕の家でも今メルカリが大活躍なので、そんなアイデアがすっと浮かんできたりします。まだまだこれからですが、そんなことも少しずつ形にしていけたらいいな、と考えています。まとめ:「住んでから」が本当のスタートリノベーションは「完成して終わり」じゃなくて、そこから新しい暮らしが始まるきっかけだと思っています。住んでみて気づいたこと、変えていきたいこと。そんな話をこれからも一緒に続けていけたらうれしいです。またいつでも、LINEでも、SNSでも、気軽に声をかけてくださいね。

  • 【京都リノベ】契約したあとって何をするの?工事までの準備と心構え

    ご契約は"ゴール"ではなく"スタート"リノベーションの打ち合わせを進めていくと、いよいよ「契約」のタイミングがやってきます。この契約は、図面や見積もりなどの内容に双方が合意したことを示す大切な区切りではありますが、実はここが“完成”ではなく“始まり”でもある、というのが私たちリノファクの考え方です。工事に向けた準備がいよいよスタート契約後、現場での工事がすぐに始まるわけではありません。この期間には、詳細な仕様や仕上げ、設備の最終決定など「詰めの打ち合わせ」が進んでいきます。たとえば、 壁の素材や色合いの選定 照明やスイッチ、コンセントの位置 造作家具の寸法や仕上げの細部など、図面上では伝えきれなかった“細かなイメージ”をすり合わせていくプロセスがはじまります。このタイミングで重要になるのが「図面をどう現場で立ち上げていくか」という視点です。図面に描かれた線が、実際の空間になっていくとき、想像していた印象とのズレを感じることもあります。そのため、私たちは実際に現場で壁が立ち上がるタイミングなどでお客様と確認し、素材の再検討を行う場合もあります。“現場でのやりとり”が納得のいく仕上がりによくあるのが、「壁の圧迫感を感じたから、室内窓を追加したい」といったご相談。こういった変更は、現場が進んでいく中で初めて気づけることだったりします。もちろん、変更には費用や工期への影響があることもあるため、都度確認は必要です。でも、私たちはこのプロセスこそが、納得のいく空間づくりには欠かせないと考えています。現場で感じたことを、遠慮なく伝えていただけるような関係性を築くことを大切にしています。設計の“基準”を明確にしておくこと契約の時点で整っていてほしいのが、 図面に基づいたレイアウト それに対応した仕様の基本構成 費用の目安です。この“基準”があることで、工事の途中で「変更したい」と思った時に、どこを変えたのか、どう費用に影響があるのか、何を優先するか、といった判断がしやすくなります。一方で、この基準がないままスタートしてしまうと、ちょっとした変更が次々と発生し、結果的に大工さんの手間や材料の再手配など、現場に負担がかかることも。その分コストが増えたり、現場のモチベーションに影響する可能性もあるのです。まとめ:工事は“設計の完成形”をつくる時間リノファクでは、デザイナーが設計から工事の現場管理まで一貫して担当します。これは「伝えたはずのことが違った形で仕上がっていた」といったミスを減らすためでもあります。図面と工事は別物ではなく、設計を“立ち上げていく”のが工事のプロセス。壁が立ったとき、素材を張るとき、窓から光が入ったとき——その一つひとつを確認しながら、一緒に住まいを完成させていく。契約後は、そんな時間が始まるフェーズ。決して“終わった”のではなく、“つくっていく”というスタンスで、ぜひ安心して関わっていただければと思います。 

  • 【京都リノベ】工事ってどんなふうに進んでいくの?現場のこと、少しだけお話します

    図面から、現場でカタチになるまで設計の打ち合わせを経て、仕様も決まって、いよいよ工事が始まる。その瞬間は、どんな現場でも少し背筋が伸びるような感覚があります。でも工事って実際どうやって進んでいくのか、現場ではどんなことが起きているのか、実はあまり知られていないかもしれません。今回は、リノファクの現場の雰囲気や、工事中にどんな関わり方ができるのかを、少しだけお話してみたいと思います。工事の流れ(全体像) 解体工事 大工工事(床・壁・天井の骨組みなど) 電気・設備の配線・配管 断熱・内装下地 仕上げ工事(塗装・クロス・床材など) 設備取り付け(キッチン・洗面台など) クリーニング・完了検査・お引渡し工程ごとに、それぞれの専門職の職人さんたちが現場に入り、役割を引き継ぎながら工事は進んでいきます。現場で“決めること”もある図面や仕様が決まっていても、実際に工事が進んでいくなかで「やっぱりこっちの方が良いかも」と思う場面が出てくるのがリノベーションです。たとえば、壁が立ち上がってきた段階で「思ったより圧迫感があるかも」と感じて、急遽室内窓を追加することにしたり、光の入り方を見て「もう少し明るいクロスにしたい」となることも。リノファクでは、こういった“現場での判断”も丁寧にサポートできるよう、担当デザイナーが定期的に現場を確認し、お客様と一緒にその場で確認しながら進めていきます。【ポイント】現場での確認が、仕上がりの満足度につながる 壁の高さや位置、思っていた印象とのズレがないか 実際の光の入り方や、隣接する空間とのバランス サンプルで見ていた素材が、空間の中でどう見えるかこうした点を、現場で一緒に見て確認できることが、納得感のある空間づくりにつながると感じています。現場の空気感もリノファクの“らしさ”私たちの現場は、お客様から「雰囲気が和やかで安心する」と言っていただけることが多いです。職人さん同士もよくコミュニケーションを取りながら進めてくれていて、時には「こうした方がもっとよくなるんじゃない?」と提案してくれることも。「現場って、こんな感じなんですね」と見学に来られた方が少し笑顔になるような、そんな空気感をつくることも、大切にしています。まとめ:工事中も“いい思い出”になってほしい図面が現実になっていくプロセスは、ちょっとした感動の連続です。もちろん現場ならではの課題もありますが、それを一緒に確認しながら乗り越えていけると、完成したときの喜びはひとしおです。「つくってよかった」と思える時間を、工事中から始めていけるように。そんな想いで、私たちは現場に向き合っています。 

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